ウィザーズ・オブ・ザ・コースト 日本事業部

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『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』 スクウェア・エニックス関係者向け先行製品プレビュー会レポート スクウェア・エニックス北瀬氏を始め5名のシリーズ担当者へインタビュー

本セットの魅力やお気に入りのカード、ファンへのメッセージも!

世界中で 5 千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ元祖戦略トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング (以下 、マジック )」を製造・販売する世界的ゲームクリエイティブカンパニー「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(本社:ワシントン州レントン, アメリカ合衆国)」は、2025年6月13日(金)発売予定の「ユニバースビヨンド」シリーズ最新セット『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』の発売を記念し、スクウェア・エニックス関係者向け先行製品プレビュー会を開催しました。
本イベントでは、アートや監修、プロモーションなど、様々な形で本セットに関わってきた方々約50人に、いち早く本セットを体験いただきその感想を伺いました。

 

当日は、はじめにスクウェア・エニックス「FINAL FANTASY VII EVERCRISIS」のプロデューサーの市川翔⼀⽒が登壇しコラボセットの見どころを紹介しました。
市川翔⼀⽒は「本セットは発表以降大きな反響を得ています。「FINAL FANTASY」とマジックの融合により、ファンの熱量も高く、原作の再現性の高さや世界観のローカライズが支持いただいています。5年にわたる開発を経て、想定以上の規模に成長したこの商品を、今後も盛り上げていきたいと考えています。」と紹介しました。

続いて、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト/日本マーケティング責任者の岩崎宏美が登壇し「昨年10月のカードアート公開から始まり、5月のトレーラー公開、そして現在の渋谷スクランブル交差点での広告展開まで、段階的かつ多面的な発信を行ってきました。発表を通じて、ファンの皆さまからは、両方のタイトルへの強いリスペクトのある作品として高い評価をいただいています。」とコメントしました。

その後、参加者が自由に本セットを体験したり、関連製品の展示を楽しんだりしました。また、本イベントにご参加いただいた「FINAL FANTASY」シリーズ担当者への特別インタビューを実施しましたのでご紹介いたします。

<体験者インタビュー>

■スクウェア・エニックス 取締役 北瀬佳範氏

――今回のコラボレーションについての印象を教えてください。

実はこの話を最初に聞いたのは6年前でした。マジックというゲーム自体はもちろん知っていましたが、正直、「どんな感じになるのだろう?」という不安もありました。ですが、実際に形になってみて、その不安は完全に払拭されました。とても素晴らしい仕上がりになったと思います。

――完成したカードをご覧になって、どのように感じましたか?

さまざまなアーティストの方々が関わってくださり、多彩なイラストが生まれました。バリエーションが豊富でありながら、一つの世界観としてしっかりまとまっているところが非常に印象的です。「FINAL FANTASY」の世界観を崩さず、マジックの世界にうまく融合していると感じました。

――お気に入りのカードは?

《スピラの希望、ユウナ》と《ブリッツボール》ですね。特に《ブリッツボール》がカードになるとは思ってもいませんでした(笑)。イラストも素晴らしくて、どんな風にプレイで使われるのか、今から楽しみです。

 

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

「FINAL FANTASY」の世界がここまで細かく再現されたのは、本当にすごいことだと思います。「FINAL FANTASY」のファンの方々にとっては、懐かしいシーンや思い出がよみがえるようなカードもたくさんあるのではないでしょうか。
今回のコラボは、本当に素晴らしいものになったと自信を持って言えます。ぜひ手に取って、楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

■スクウェア・エニックス 「FINAL FANTASY XI」 プロデューサー兼ディレクター 藤戸洋司氏

――今回のコラボレーションについての印象を教えてください。

何年越しかの長期プロジェクトで、ようやくここまで来たなという思いがあります。僕自身、マジックは昔から遊んでいて、それを「FINAL FANTASY」でやるとなった時は本当にワクワクしました。ようやく皆さんにお届けできることが嬉しいですね。

――完成したカードのキャラクターや世界観については、どのように感じましたか?

単なるビジュアルのコラボにとどまらず、それぞれのキャラクターの個性や設定が、カードの性能にもきちんと反映されているのが素晴らしかったです。
たとえば《過激な淑女、シャントット》は、魔法を使うほど強くなる仕組みがしっかりとカードでも表現されていて、「ああ、ちゃんと分かってるな」と感心しました。火力の高さもカードの設計に見事に落とし込まれていて、マジックらしいバランスの中に「FINAL FANTASY」らしさがしっかりあります。

――お気に入りのカードは?

「FINAL FANTASY XI」の《森》ですね。最初のエリアでゲーム内でもみんなが必ず通る場所なので、すごく思い入れがあります。アートにもしっかりカニがいるようにこだわりました(笑)。あとは、《アブソリュートヴァーチュー》ですね。能力だけでなく、マナコストの重さや出しにくさといった部分もうまく表現されています。この2点は、「FINAL FANTASY XI」らしいなと思わせてくれる素敵なカードです。

 

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

「FINAL FANTASY XI」は、オンラインならではの世界観やキャラクターたちが“生きている”と感じられるゲームです。今回のコラボでその世界をカードとして手に取ってもらえるのはとても嬉しいです。「FINAL FANTASY XI」を遊んだことがある方も、ぜひカードを通じてあの頃の冒険を思い出していただけたらと思います。

 

■スクウェア・エニックス 「FINAL FANTASY XVI」 メインディレクター 髙井浩氏

――今回のコラボレーションについての印象を教えてください。

「え、マジックにカードが出るの!?」というのが率直な感想でした(笑)。何より、「FINAL FANTASY」シリーズのナンバリング作品が一堂に登場するという点に、とても大きな意義を感じました。実は「FINAL FANTASY XVI」の発売タイミングが今回の企画構想に間に合うかがギリギリだったのですが、なんとか間に合って「FINAL FANTASY XVI」も加えてもらえたことが嬉しかったですね。

――完成したカードをご覧になって、どのように感じましたか?

監修は行っていましたが、実物のカードを手に取ったときの感動は格別でした。特に、光沢のある美しい仕様のカードを見たときには、思わず「ウォーッ」と声が出るほど(笑)。
「FINAL FANTASY XVI」のビジュアルや雰囲気が、カードという形でしっかりと表現されていて、感無量でした。

――お気に入りのカードは?

《クライヴたちの隠れ家》や《荒地》ですね。ゲーム本編でも、プレイヤーが長く滞在する場所で、自分としても思い入れのあるロケーションです。
ゲーム中のスタイリッシュな絵がそのままカードに落とし込まれていて、本当にかっこいい仕上がりになっていると思います。

 

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

「FINAL FANTASY XVI」のキャラクターたちのカードを使って、ぜひ強力なデッキを作ってみてください。このコラボは、まさに“お祭り”です。実際に手に取り、遊ぶことでその熱気を体感して、ぜひ一緒に盛り上がっていきましょう!

 

■スクウェア・エニックス 「FINAL FANTASY IV」 ゲームデザイナー 時田貴司氏

――今回のコラボレーションについての印象を教えてください。

今回のコラボレーションは世界中の皆さんに喜んでいただけるものになるなと思っていました。私自身はマジックをプレイしたことはありませんでしたが、初めての体験であるからこそ、新鮮な気持ちで取り組めたと思います。

――今日初めて実際にプレイしてみた感想は?

初めてプレイしましたが基本ルール自体は非常にシンプルでしたのですぐ楽しめました。プレイしていくとカードの組み合わせによって戦略の深みがどんどん増していくので、その奥深さは、初心者から熟練者まで幅広く楽しめる設計になっていると感じました。ゲームが始まると、つい白熱してしまいました(笑)。またキャラクターごとの能力や特性がうまく再現されていて、それぞれの個性が際立っています。思った以上に長期戦になったのですが、その中で一発逆転のチャンスもあるという展開に、すっかり引き込まれてしまいました。

――お気に入りのカードは?

《バロン王国の対抗心》と《リディアの帰還》ですね。「FINAL FANTASY IV」らしい物語やキャラクターの魅力が詰まっていて、眺めているだけでも胸が熱くなります。

 

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

「FINAL FANTASY」シリーズのファンはもちろん、これまでマジックをプレイしたことがない方にも、ぜひ気軽に触れてほしいです。カードを手に取って、ゲームの世界に再び没入するきっかけになれば嬉しいですね。

 

■スクウェア・エニックス 「FINAL FANTASY X」「FINAL FANTASY XIII」 ディレクター 鳥山求氏

――今回のコラボレーションについての印象を教えてください。

私はマジックのプレイ経験はありませんが、その歴史の長さや多くのファンがいるカードゲームであることは知っていました。「FINAL FANTASY」がそんな名作とコラボするなら、ちゃんとしたものを作らなければと思い取り組みました。マジックをやったことがない「FINAL FANTASY」ファンの方々にとっても、興味深く、楽しい体験になると思います。

――今日初めて実際にプレイしてみた感想は?

キャラクターの強さや個性が、しっかりとカードに落とし込まれていて感動しました。たとえばセフィロスは敵を倒すと攻撃力が上がるといった、原作での強さがうまく再現されていましたし、《よろめくシ骸》は、本編の“シ骸”と呼ばれるゾンビキャラクターが墓地から復活するなど、マジックならではの仕組みの中で「FINAL FANTASY」の世界観が表現されているのが見事でした。

デッキの構築は一見難しそうですが、極めればとても面白くなりそうだと感じました。
バトルの起伏の作り方が独特で、難しさもありましたが、「FINAL FANTASY」のキャラクターを使ったカードだと、自然にその強さや展開の見せ方が伝わってきます。セフィロスのカードも、しっかりと“強さ”が感じられました。カードの中でキャラクターが生きているような感覚があり、「ちゃんとカードに合っている」と素直に思いました。

――お気に入りのカードは?

やはり《星の継承者、セフィロス》と《シーンドライブ、ライトニング》ですね。どちらもシリーズを象徴するキャラクターであり、カードでもその存在感が際立っていて、非常に印象深いです。

 

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

実際にマジックをプレイしてみると、「FINAL FANTASY」の良さがしっかりと出ていると感じました。これまでマジックを触ったことがない方も、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。カードを通して「FINAL FANTASY」の魅力を新たに発見できる、素晴らしい体験になると思います。

<会場の様子>

 

■新セット『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』について 

このセットは、単一のゲーム作品としては、「FINAL FANTASY」史上最大級の数のアートが登場します。 マジックのアーティストたちが結集し、それぞれのスタイルで「FINAL FANTASY」シリーズの名場面を活き活きと描き出します。さらに、「FINAL FANTASY」シリーズおなじみのアートも思い出に残るカードとして登場します。

【製品概要】

製品詳細:https://mtg-jp.com/finalfantasy/
先行発売日:2025年6月6日(金)
公式発売日:2025年6月13日(金)
版権表記:© SQUARE ENIX © 2025 Wizards.