日本生協連 コープ商品、RSPO認証による持続可能なパーム油への切り替えを促進

~MB(マスバランス)オイルをPB食品に使用開始~

 日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、代表理事会長:本田英一)は、コープ商品の食品に使用するパーム油について、従来のB&C(ブックアンドクレーム)に加え、2021年3月1日より、MB(マスバランス)オイルの使用を開始します。

 日本生協連は、持続可能なパーム油調達の一環として、2017年に日本の流通業としては初となるRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟し、2018年よりコープ商品のうちすべての食品で、2020年より非食品も含めたすべてのコープ商品で進めてきたB&Cによる認証パーム油への切り替えが完了しました。今回、コミットメント(*注)実現に向けた取り組みとして、食品でMB方式による認証パーム油の使用を開始します。


https://jccu.coop/info/newsrelease/2017/20171031_02.html

  • 対象商品の概要


※今後、即席めんやチョコレートなどの食品で展開していく予定です。

●コープ商品のRSPO認証油の導入経過と今後のMBオイル切り替え計画について
・2018年より、食品のすべてを対象にB&C方式によりRSPO認証油を調達 年間約3,000トン
・2019年より、非食品でRSPO認証のMBオイルを使用した商品の供給を開始 
・2020年より、すべての商品を対象に、B&C方式によりRSPO認証油を調達 年間約7,000トン
・2021年3月1日より、食品でRSPO認証MBオイルの使用を開始 年間約400トン

日本生協連では、今後もRSPO認証パーム油を使用した商品への切り替えをはじめ、エシカル消費対応の取り組みを進めてまいります。

 

MB(マスバランスオイル)とB&C(ブックアンドクレーム)についての補足

MB(マスバランスオイル)は、製造過程で、認証油と非認証油が混合されて流通する認証モデルです。物理的には非認証油も含んでおり、個々の製品への認証油の使用が担保されるものではありませんが、購入した認証油の数量は保証されています。

B&C(ブックアンドクレーム)は、物理的な認証油の使用はありませんが、認証油のクレジットが生産者と最終製品製造者・販売者との間でオンライン取引されるモデルです。
これにより、認証油のサプライチェーンが未整備で調達困難な場合でも、認証生産者を直接的に支援することが可能になります。