2024年6月10日 14:00
コープデリ生活協同組合連合会(略称:コープデリ連合会、本部:埼玉県さいたま市、代表理事理事長:熊﨑 伸、会員生協:関東信越6生協)は、有機JAS認証の鶏卵を供給していただいている「農業生産法人 黒富士農場」を産直産地に指定し、「CO・OP産直 黒富士農場 オーガニックたまご」として、2024年6月24日(月)からコープデリ宅配で発売します(注文は6月10日(月)から)。2007年に日本で初めて有機JAS認証を取得した鶏卵が、ついにコープ商品(PB商品化)として登場します。
同商品の産直化※により、生産者とのパートナーシップをより強固なものにするとともに、有機畜産商品の利用を広げていくことで、有機畜産に取り組む生産者を支援し、持続可能な生産と消費の実現、および日本の食料自給力の向上に貢献してまいります。
※産直とは
コープデリの「産直」とは、単なる商品取引の呼称ではありません。生産者・生協・組合員がつながり、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきりわかる農畜水産物をお届けする取り組みです。
平飼い放牧でのびのびと育てられる鶏
<商品概要>
商品名 : CO・OP産直 黒富士農場 オーガニックたまご
生産地 : 農業生産法人 黒富士農場 (山梨県甲斐市上芦沢1316)
内容量 : 6個
価格 : 748円(税込807円)
販売方法 : コープデリ宅配
販売開始日 : 6月10日(月)より注文開始、6月24日(月)より販売(商品をお届け)
販売生協 : 会員6生協(コープみらい、いばらきコープ、とちぎコープ、コープぐんま、コープながの、コープデリにいがた)
<発売の経緯>
「CO・OP産直 黒富士農場 オーガニックたまご」は、山梨県甲斐市の標高1,100メートルの自然豊かな山懐にある農業生産法人黒富士農場で生産されています。黒富士農場は、2007年に日本で初めて鶏卵の有機JAS認証を取得し、コープデリ宅配では2016年より「リアルオーガニック卵」として販売を開始しました。
「リアルオーガニック卵」は発売以来、組合員に一定のご利用をいただき、販売量も増加しておりました。販売の増加とともに黒富士農場として有機JAS認証鶏卵の安定生産・拡大が進んだことから、今後、産地とのパートナーシップを深め、有機JAS認証鶏卵の取り組みを発展させていくため、コープデリのブランドとして産直化(PB商品化)することといたしました。産直化により有機農業・有機畜産(鶏卵)におけるコープデリの役割をさらに発揮してまいります。
<商品特徴>
1.「平飼い放牧」でのびのびと
「CO・OP産直 黒富士農場 オーガニックたまご」の鶏たちはすべて「平飼い放牧」です。雄大な自然に放たれた鶏たちは農場を自由に駆け回り、給餌の時間にはいったん鶏舎に戻って餌を食べ、再び農場に出ていきます。標高1,100mの自然豊かな環境で、鶏たちは元気にのびのびと育まれています。
2.黒富士農場オリジナルの有機飼料
飼料は「分別生産流通管理済み飼料」「有機栽培飼料」「発酵飼料」を採用。有機栽培されたトウモロコシと大豆を中心に、おからや米ぬかなど10種類の素材をブレンドし発酵させた飼料を加えた、黒富士農場オリジナルの有機飼料を与えています。鶏に与える水は農場内に流れる湧水を利用しています。
3.鶏糞を利用した循環型畜産
農場内で排泄される鶏糞は、土着の微生物の力を利用した技術によって完熟発酵させ、堆肥に。堆肥を再び鶏舎内の敷料として鶏舎の床下に敷き込み、土の代わりに使用しています。養鶏場の独特な臭いはほとんどなく、ハエなどの害虫の発生を抑制し、鶏舎内と鶏の飼育環境改善に役立てています。
<黒富士農場生産者からのメッセージ>
次世代の生産者に誇れるような、魅力あふれる農業をしていきたい
「私の夢は自然循環型農業をより高いレベルで実現すること。土から産まれたものが土に還り、また産みだされるという自然のサイクルを農場内で全て行える仕組みを作りあげることが夢であり目標です」(向山茂徳さん)。
「目指すのは、農業の分野から日本を明るくすること。そして次世代の生産者たちに誇れるような魅力あふれる農業を行うこと。私たち生産者は食べてくれる方がいるからこそ生産が出来るので、これからも召し上がってくださる組合員の皆さまの笑顔を思い浮かべながら、感謝の気持ちを忘れずに生産に励んでまいります」(向山洋平さん)
左から、向山洋平さん(長男・代表取締役)、 向山茂徳さん(父・会長)、 向山一輝さん(次男・専務取締役)
■コープデリグループSDGs重点課題推進スローガン「未来へつなごう」
コープデリグループはSDGs重点課題の達成に向けて、「未来へつなごう」のスローガンのもと、組合員・消費者、生産者・取引先、行政・他団体、役職員の連携を深め、SDGsの取り組みに関する様々な事業・活動を展開しています。生産者支援の取り組みは、「未来へつなごう」の一つです。