2025年4月8日 13:00

中国およびフランスにおける難燃性コンパウンドの生産能力増強について

三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:筑本 学、以下「当社」)は、ケーブル被覆などに使用されるポリオレフィンや熱可塑性エラストマーをベースとした難燃性コンパウンドについて、三菱化学功能塑料(中国)有限公司(所在地:中国・江蘇省)およびMCPP France SAS(所在地:フランス・ティフォージュ)において生産能力を増強することを決定しました。

モビリティ、通信、建設、ガスなど幅広い産業分野におけるケーブル被覆材として、難燃性コンパウンドの需要が大幅に増加しています。
当社の難燃性コンパウンドは、さまざまな難燃・耐熱レベルに対応したグレードラインナップ、独自の配合技術による高い柔軟性、押出成形における優れた成形加工性を有しています。これらの特長から、自動車用ケーブル、太陽光発電システム用ケーブル、スパッタチューブなど幅広い用途で採用されており、近年は中国、欧州を中心に需要が増加しています。
旺盛なグローバル需要に対応するため、このたび、中国およびフランスの工場に難燃性コンパウンドの新生産ラインを増設し、生産能力を増強することを決定しました。

ケーブル被覆用途のイメージ図

【中国】
・製造拠点:三菱化学功能塑料(中国)有限公司(江苏省苏州新区华山路148号)
・稼働時期:2025年4月(予定)

【フランス】
・製造拠点:MCPP France SAS(Route de la Gaubretière 85130 Tiffauges)
・稼働時期:2026年1月(予定)

・当社のコンパウンドなどの製品ラインナップ
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/mcpp/tech/1209773_6962.html