2022年1月30日 14:00
委嘱式 令和2年2月10日(木)開催
「こども本の森 神戸」では、令和3年12月15日の竣工以降、施設の蔵書の配架、什器・備品等の搬入など、開館に向けた準備を進めています。このたび、開館日及び名誉館長を決定し、就任にかかる委嘱式を令和4年2月10日(木)に開催いたします。
[撮影 篠山紀信〕
令和4年3月25日(金)
※当日、開館時間前にオープニングセレモニーを実施予定
(1)施設設置場所
神戸市加納町6丁目1-1(東遊園地南エリア)
(2)施設概要
①鉄筋コンクリート造 地上2階
②建築面積:約650㎡
③延床面積:約570㎡
④その他:東遊園地管理棟2階部分と接続し、一体的な運用を図る。
(3)蔵書について
①蔵書数:約25,000冊(※ただし、開館当初は 約18,000冊よりスタート)
②テーマ分類
神戸オリジナルの分類として、15の大テーマを設定。イラストを使った分かりやすいサインを採用。
(その他、中テーマ:約80、小テーマ:約450を想定)
③ゾーニング
(4)配架する蔵書の選書方針
①基本方針
子どもが読書の楽しみを発見し、好奇心を満たし、豊かな感性と創造力を育み成長に
つながるような良質な絵本や読み物の充実を図るよう選定する。
②選定・収集に関する考え方
・乳幼児から小学生を対象に出版された図書を選定し収集する。
・児童書は、長く読み継がれ評価の定まった各分野の図書を中心とする。
・成人向けの出版物でも、子どもが関心を持って読むことのできる本は蔵書に加える。
・漫画コミックは、神戸市にゆかりのある作家、神戸市が舞台になっているものなどを限定的に選定。
・エンタメ本(ゲーム本など)は、アニメを書籍化したものよりも原作を厳選して採用。
開館後、多数の来館者が予想されることから、混乱回避及び感染対策にも配慮し、開館から当面の間、予約制を導入する。
(1)予約制の概要(導入システム:Reserve Mart)
①予約開始時期:令和3年2月16日(水)~
②予約方式:抽選方式+先着予約(抽選予約確定後、キャンセル等で空きが出た場合)
※申し込み人数枠:1組5名まで、申し込み数制限:1 日あたり1枠まで
③予約人数:1回あたり最大100人×4回転 90分制 400人/日
(2)開館後当面の予約スケジュール)
予約対象期間 | 抽選申込期間 | 抽選日 | お知らせ期間 |
3/25~4/15 | 2/16~2/28 | 3/1 | 3月15日までに |
4/16~4/30 | 3/1~3/15 | 3/16 | 3月末までに |
5/1~5/15 | 3/16~3/30 | 4/1 | 4月15日までに |
〔撮影 篠山紀信〕
4.名誉館長の決定について
(1)名誉館長就任者 竹下 景子 氏
(2)就任者のプロフィール
俳優 愛知県名古屋市出身 1973年NHK銀河テレビ小説『波の塔』で本格デビュー。
映画『男はつらいよ』のマドンナ役を3度務め、『学校』では第17回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
2007年、舞台『朝焼けのマンハッタン』『海と日傘』で、第42回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。
テレビ・映画・舞台への出演の他、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」日本館総館長をはじめ、国連WFP協会親善大使など幅広く活動している。
(3)就任者選定の理由
竹下氏は、1999年1月より、市民グループ「震災復興支援コンサート実行委員会」が開催する「詩の朗読と音楽」にボランティアとして参加。震災復興支援に携わるとともに、2005年には神戸大使に就任するなど、神戸にゆかりが深い。
また、阪神・淡路大震災だけではなく、東日本大震災後は、東北大学災害科学国際研究所などの主催による「東日本大震災語りべシンポジウム かたりつぎ~朗読と音楽の集い~」へ参加し、震災の記憶や教訓を後世に語り継いでいくことに注力されている。
一方、『世界の子どもにワクチンを 日本委員会』の「ワクチン大使」としての活動や小児がんの子どもたちを支援するチャリティー公演への参加など、子どもたちへの思いも深く、様々な活動に携わっておられるところである。
「こども本の森 神戸」では施設コンセプトとして“命の大切さと震災の教訓の継承”を掲げており、上記のような竹下氏の活動、神戸市との関わり等を含め最適任者であると判断し、このたび就任を依頼したものである。
(4)就任にかかる委嘱式の開催
①開催日時:令和4年2月10日(木)14時~
②開催場所:市役所1号館15階 第2応接室
③出席者:竹下 景子氏、安藤 忠雄氏、久元市長
撮影 閑野 欣次
「こども本の森 神戸」名誉館長 竹下 景子氏コメント 安藤忠雄さんが図書館を創り寄付して下さると知って、とても嬉しく思いました。 |
「こども本の森 神戸」寄贈者 安藤 忠雄氏 メッセージ 阪神・淡路大震災から27年。まだ神戸の街や人々の心は災害の傷跡から完全に癒されたわけではありませんが、長い道のりを経て復興を成し遂げつつあるこの街の、これからを支えていく子どもたちの為の図書館が、無事オープンを迎えられることを、心から嬉しく思います。 |