2025年2月21日 13:00
スマートシティが進む加古川市で意見交換などがさらに活性化
兵庫県加古川市(市長 岡田 康裕)は、「加古川市版Decidim」をスマートフォンでも使いやすく改良し、デジタル庁のデザインシステムを参考にしながら日本語に最適化されたデザインや操作性に刷新しました。 リニューアルした「加古川市版Decidim」は1月31日(金)から公開しています。
兵庫県加古川市(市長 岡田 康裕)は、市民の皆さまにオンライン上で意見やアイデアをいただき、議論し政策に結び付けていくための場「加古川市版Decidim(デシディム)」を2020年10月から運用しています。
このたび、「加古川市版Decidim」をスマートフォンでも使いやすく改良し、デジタル庁のデザインシステムを参考にしながら日本語に最適化されたデザインや操作性に刷新しました。
リニューアルした「加古川市版Decidim」は1月31日(金)から公開しています。
これまでに、加古川市スマートシティ構想の策定や加古川河川敷のにぎわいづくりなど、様々な場面で「加古川市版Decidim」を活用し、市民の皆さまから意見やアイデアをいただきました。
今回、スマートフォンでも使いやすいデザインや操作性へと改良することで、より気軽かつ快適に利用いただけるようになりました。
「Decidim」とは、オンライン上で議論し、政策に結び付けていくためのツールとしてスペイン・バルセロナで誕生した「市民参加型合意形成プラットフォーム」です。
未来へのアイデアを出し合い、議論するためのオンラインツールで、アカウントを作成すれば、どなたでも簡単に意見交換や議論に参加することができます。
スマートフォンやパソコンでの参加が難しい方もいらっしゃることから、Decidimだけで完結するのではなく、ワークショップなど従来のオフラインと融合させた取り組みを実施しています。
オンラインとオフラインを融合させた取り組みを行うことで、ITやデジタル機器を利用できる人と利用できない方の間に生じる格差をなくし、幅広い世代の意見を取り込むことが可能です。
意見集約ツールとして、市民の皆さま以外にも、加古川市に興味や関心のある方ならどなたでも、時間や場所を問わず意見交換や議論に参加することが可能です。
Decidimは、2016年にスペイン・バルセロナで誕生しました。国連が推進する「デジタル公共財」に認定され、世界30ヵ国以上で450以上のプロジェクトが稼働し、300万人が登録するデジタル民主主義プラットフォームです。
加古川市では、デジタル技術の活用により、市民生活の質を高め、市民満足度や幸福感の向上を図り、「誰もが豊かさを享受でき、幸せを実感できるまち加古川」を実現するため2021年 3 月に「加古川市スマートシティ構想」を策定しました。
市のさまざまな課題について、市民と解決する「市民中心の課題解決型スマートシティ」を目指しています。