2025年8月22日 12:00

9月の残暑時の災害に要注意! 防災アドバイザーが教える「災害時に役立つライフハック」

災害時の熱中症対策!深部体温を下げる「手のひら冷却」 洗い物を減らす、スープジャーとポリ袋で作れるスープジャーレシピをご紹介!

 いつ自分の住む地域で災害が起こるかわからない昨今。今年は、トカラ列島で最大震度6弱を観測する地震やカムチャッカ半島でマグニチュード8.8と推測される地震、小笠原近海で発生した台風5号など、全国各地で地震や台風といった自然災害が相次いでおり、防災について意識が高まっております。9月の防災月間を前に、改めて「防災時の備え」の重要性が見直されている今、防災アドバイザーである高荷智也さんに災害時に役立つライフハックについてお話を伺いました。
 さらに魔法びんのパイオニア サーモスより、いざという時に役立つステンレス製魔法びん構造のアイテムや、スープジャーで作れる災害時レシピをご紹介いたします。

防災アドバイザーが教える「災害時に役立つライフハック」

 災害はいつどこで起こるかわかりません。被災地では、普段とは異なる環境であるだけでなく、気温が高すぎたり低すぎたりすることで体調を崩す人も多いとされています。“もしも”の時に備えて、防災アドバイザーである高荷智也さんが「災害時に役立つライフハック」を紹介します。

■災害時に役立つライフハックを教えてくれた 備え・防災アドバイザー 高荷智也(たかに・ともや)さん

「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに「自分と家族が死なないための防災対策を、体系的に解説する防災専門家。堅い防災を分かりやすく伝える活動に定評があり、講演・執筆・メディア出演の実績も多く、防災YouTuber、Voicyパーソナリティとしても活動中。『今日から始める家庭の防災計画』(徳間書店)など著書多数。合同会社ソナエルワークス代表。
備える.jp:https://sonaeru.jp/

 

➀災害時のために覚えておいて!水分と塩分の正しい摂り方

 災害時は暑さやストレス、ライフラインの停止により、体調を崩しやすく、脱水や熱中症のリスクが高まります。そのため、「水分と塩分をセットで補給する」ことが大切です。水を飲むだけでは、体内の電解質バランスが崩れる可能性があるため、スポーツドリンクや経口補水液が効果的です。準備していない場合は、塩を加えた水や梅干し、味噌汁などで水分と塩分を補給するのがおすすめです。日常の備えとして、塩分タブレットを持ち歩きの防災ポーチへ入れておく、スポーツドリンクの粉を避難用の防災リュックに入れておくなどの対策をしておくと安心できるでしょう。
 また、水分補給するタイミングは、「喉が渇いたと感じる前」。高齢者や子どもは脱水症状に気づきにくいため、注意しましょう。

②熱中症対策に効果あり!手のひら冷却で深部体温を下げる

夏場は「室温28 ℃以下・湿度60%以下」が快適な目安ですが、停電すると冷房が使えず、熱中症の危険が一気に高まります。体の熱を逃がす手軽な方法が 「手のひら冷却」。凍らせたペットボトルや濡れタオルで、利き手と反対の手のひらを5~10分冷やすと深部体温が下がります。首筋やわきの下を冷やす、濡れタオルに風を当てて気化熱を利用するのも効果的です。
 避難時には冷たい飲料の確保が難しいため、保冷機能がある水筒を防災グッズに入れておくと安心です。冷水を蓄えて持ち運べるので、必要なときにすぐ利用できます。
 一方、冬場は体から熱を逃がさない工夫が重要です。首・手首・足首の「三首」を温め、重ね着や温かい飲み物で体温の維持を心がけましょう。

③十分な水分補給には、十分なトイレの準備を!

 災害時における熱中症対策として十分な水分補給や、水分の多い食事を取りたい場合には、水や食料だけでなく「トイレ」の準備をしてください。災害でトイレが使えなくなると、多くの人が水分摂取を控え、脱水リスクが高まるためです。
 自宅でライフラインの復旧を待つ「在宅避難」を行う場合は、袋と凝固剤がセットになっている備蓄トイレを準備し、気兼ねなく水分補給を行えるようにしましょう。家族1名につき、50回~100回分の備蓄トイレを箱で買っておくのをおすすめします。

災害時にも役立つ!おすすめの“魔法びん”アイテム

 魔法びんは、外気の影響をほとんど受けずに飲みものの温かさ、冷たさをキープすることができることから、気温の調整が難しい災害時に心強いアイテムです。このたび、高い保冷・保温力が特長のサーモスの魔法びん構造のアイテムを紹介します。

① NEW!スープジャーの高い保温力で、災害時は鍋を使わずにおかゆが作れる!
「真空断熱スープジャー(JEFシリーズ)」

 高い保温力のサーモスのスープジャーは、具材をサッと煮てスープジャーに入れるだけで、保温しながら具材に熱を通す「保温調理」が可能。
実容量:0.3ℓ、0.4ℓ、0.5ℓ
URL:https://www.shopthermos.jp/shop/g/g400069641DL0/
(JEF-400 左から GG:グレージュ、FOY:フォギーイエロー)

② NEW!つるっと汚れ落ち、からっと乾く!“セラクリーンコート”を採用した水筒
「真空断熱ケータイマグ(JPBシリーズ)」

 当社のケータイマグにおいて初めて水筒内面にセラミック加工を施した“セラクリーンコート”を採用した水筒。汚れが落ちやすく乾きやすい特長。断水や節水が求められる状況下でも、少ない洗浄水で済みます。
実容量:0.35ℓ、0.5ℓ、0.65ℓ
URL:https://www.shopthermos.jp/shop/g/g300069481DK0/
(JPB-500 左から FOBW:フォギーブラウン、 SFBL:ソフトブルー、FOY:フォギーイエロー)

③ 大容量サイズで夏場の水分補給、災害時の飲料水の備蓄にもおすすめ
 「真空断熱スポーツジャグ(FJQシリーズ)」

 大容量ながら片手で支えやすく、飲みやすさにもこだわったステンレス製スポーツジャグ。ワイドな口径は大きな氷もそのまま入れられ、運動時に適した温度での水分補給を実現。真空断熱構造が冷たさを長時間キープします。たっぷり入るため、災害時の飲料水備蓄にも活用できる万能アイテム。
実容量:2.0ℓ、2.5ℓ、3.0ℓ
URL:https://www.shopthermos.jp/shop/g/g250064680000/
(FJQ-2000 左から BK:ブラック、R:レッド)

洗い物ゼロ!スープジャーとポリ袋で作る災害時レシピ

 スープジャーにお湯と食材を入れるだけで、数時間後に食べごろになる“保温調理”。スープジャーにポリ袋をかけて調理すると洗い物が減るので、水の使用に制限がある災害時に役立ちます。
※通常時には、ポリ袋を入れて調理することは推奨しておりません。災害などの緊急時のみ推奨しております。

レシピ① 基本のおかゆ(0.4Lサイズ使用)

温かいお米を食べるとホッとする、そんな経験はありませんか?突然の被災時は体調を崩しやすいので、おかゆがおすすめ。避難所でもお湯さえあればできる基本のレシピです。

<材料(400mlスープジャー1杯分)>
無洗米・・大さじ2(20g)
お湯・・・200ml

<作り方>
①スープジャーの中に耐熱性の半透明のポリ袋(高密度ポリエチレン製)をかけ、その中に米を入れ、次に沸騰したお湯を注ぐ。
②ポリ袋の開け口をねじって中に押し込み、フタをして1時間経ったら完成。
 ※6時間以内に一度に食べきってください。

今泉先生のワンポイントアドバイス
お米の芯を残さないために、必ず熱湯を注いでください。
寒いときはスープジャーの温度が下がらないように、タオルなどで包みましょう。

レシピ② 缶詰で手軽!参鶏湯(0.4Lサイズ使用)

乾物と缶詰、チューブ調味料などを使って簡単にでき、身体にも優しいごはんです。

<材料(400mlスープジャー1杯分)>
無洗米・・・・・大さじ2(20g)
お湯・・・・・・200ml
切り干し大根・・2g

【A】
鶏ささみ缶・・・・・1缶
おろし生姜・・・・・小さじ1
おろしにんにく・・・小さじ1/2
鶏がらスープの素・・小さじ1/2

<作り方>
①スープジャーの中に耐熱性の半透明のポリ袋(高密度ポリエチレン製)をかける。その中に米を入れ、次に沸とうしたお湯を注ぎ、ポリ袋の開け口をねじって中に押し込み、フタをして1時間待つ。
②1時間後、切り干し大根(長い場合はキッチンバサミで切りながら)、Aを入れて混ぜ、フタをして5分待ったら完成。お好みで白いりごまや、ラー油をかけても◎。

今泉先生のワンポイントアドバイス
切り干し大根を入れることで食感がプラスされ、食物繊維も摂ることができます。切り干し大根の汚れが気になる方は洗ってくださいね。体調が優れないときは、切り干し大根やにんにくを入れず、梅干しや酢などを入れると食べやすくなります。

 

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