SHEINは、他ブランドやメーカーから発生した未使用の余剰生地(いわゆるデッドストック素材)の活用を拡大し、2024年には28,000メートル超の素材を同社の各種コレクションやスタイルに採用しました。これは、2023年の実績(約19,000メートル)と比較して40%以上の増加にあたります。
SHEINが導入しているデッドストック活用スキームでは、本来廃棄される運命にあった未使用生地を新たな衣料品として活かすことで、地球環境に対する負荷を大幅に削減しています。2024年に活用されたデッドストック素材により、約200,000㎥の水資源が節約され、化学物質の使用量が4,000kg以上削減されたとされています。また、二酸化炭素換算で約42トンの温室効果ガス排出を防いだと試算されています。これは、同等の材料を再利用せずに新たに生産した場合に2024年に発生する量に相当します。
これらの取り組みは、循環型経済のリーディングSaaSプラットフォームであるAloqia(旧Queen of Raw)とのパートナーシップにより実現しました。Aloqiaは、マサチューセッツ工科大学による取り組みMIT Solve(Solve, an initiative of the Massachusetts Institute of Technology)の循環型経済チャレンジの一つでSolver Teamに選出されています。MIT Solveのデータサイエンティストのサポートを受けて、独自の影響測定アルゴリズムに基づき、余剰在庫の活用価値を最大化しています。
SHEINは、デッドストックの利用を増やすことは、新たに生産される素材への依存を減らすことを含む、私たちの望ましい素材戦略の一部と考えており、既存の生地をより多くサプライチェーンに組み込むことで、無駄を最小限に抑えることを目的とした、実用的で拡張性のあるソリューションを採用してまいります。このアプローチにより、より循環的で資源効率に優れたファッション・エコシステムを構築し続けながら、お客様に品質と革新性をお届けすることができると考えております。
この取り組みは、より信頼性の高い素材を採用し、環境への影響を最小限に抑えること、そして繊維の循環を目指したシステムを設計することを含むSHEINのevoluSHEINロードマップに沿ったものです。2022年以来、SHEINはAloqiaの高度な技術とネットワークを活用し、47,900メートル以上のデッドストック生地を調達してきました。
2024年にSHEINが発表した、ブラジルのポップスターでありファッションアイコンでもあるアニッタとコラボレーションした「evoluSHEIN x アニッタ」では、SHEIN Xプログラムに参加した8人のデザイナーにより、デッドストックの素材や、リサイクル繊維廃棄物とFSC認証木材を混合した柔らかく通気性のある繊維「Regracell®」が使用されています。昨年もSHEINは、SHEIN Xプログラムに参加した6人のデザイナーによるデザインをフィーチャーした「SHEIN X Rescued」コレクションを発表しました。このコレクションのすべてのアイテムには、Aloqiaを通じて調達されたデッドストック生地が使用されています。
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