磁気テープも複雑な設定も不要。現場を「迷わせない」搬送の最適解 ー THK株式会社

2026.4.9 13:15

THK株式会社は、LMガイドをはじめとする直動部品のトップメーカーとして培った技術力を背景に、製造・物流現場の自動化を強力に支援している。同社の強みは、部品メーカーならではの知見を活かした高いカスタマイズ性と、現場の「使いやすさ」に徹底的にこだわった製品開発にある。今回の出展では、AGV(自動搬送車)とAMR(自律走行搬送ロボット)の長所を掛け合わせた独自の搬送ロボット「SIGNAS(以下、シグナス)」を核としたソリューションを提案している。

「サインポスト」とAI予兆検知で止まらない現場を実現

「シグナス」の最大の特徴は、磁気テープや複雑なマッピング設定を必要としない点にある。壁面に貼ったQRコードのような「サインポスト」を目印に走行するため、床面の磁気テープが剥がれるといったメンテナンスの手間がなく、フォークリフトや台車が頻繁に行き交う物流現場でも安定した稼働が可能だ。また、部品メーカーとしての知見を活かし、直動部品や回転部品の「予兆検知AIソリューション」にも注力している。AIを活用して故障時期を予測することで、工場や倉庫のラインを止めない「ゼロダウンタイム」の実現に貢献している。

パートナーと共に歩むオーダーメイドの自動化

THKは単なる部品メーカーの枠を超え、ユーザーの課題に対し一歩踏み込んだ提案まで実行してくれる。例えば、キーエンス社製のカメラと「シグナス」を連携させ、検品と自動搬送を同時に行うといった、他社技術との柔軟な組み合わせも提案可能だ。BCP(事業継続計画)の観点から自動化が急務となる中、同社はオーダーメイドの対応力を武器に、搬送の悩みを解決するパートナーとしての存在感を高めている。