サイプレス、SK Hynix System ICと NANDフラッシュ メモリの合弁事業を開始

NANDユーザー企業へのサポートは継続しながら、車載および産業機器、IoT市場向けのConnect　(通信)、Compute (コンピューティング) およびStore (メモリ)　ソリューションへの集中を強化

サイプレス セミコンダクタ社 (米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ：CY) は2018年10月25日 (米国時間)、SK Hynix System IC社との合弁事業を始めたことを発表しました。この合弁事業では、当初5年の契約の下、サイプレスの現行SLC (Single-Level Cell) NAND製品を製造、販売するほか、次世代NAND製品への投資を継続します。株式はSK Hynix System IC社が60%、サイプレスが40%を保有し、本社は香港に置く予定です。

サイプレスの社長兼最高経営責任者のHassane El-Khouryは、「この合弁事業は、顧客への長期的かつ継続的な安定供給を可能にするものです。Cypress 3.0戦略の重要な側面の1つは自社の中核技術を成長市場に集中させることです。我々は、デザイン サイクルが比較的長い車載および産業機器、そしてIoT市場向けに、差別化されたConnect (通信)、Compute (コンピューティング) そしてStore (メモリ)ソリューションへの集中をさらに強化していきます。今後、サイプレスのNANDユーザー企業へのサポートと将来ニーズへの継続的な対応には合弁会社が当たることになりますが、サイプレスはその合弁事業の成功を支援してまいります」と述べています。

サイプレスは、SLC NANDフラッシュ メモリの全ポートフォリオを合弁会社に移管します。1Gb～16Gbデバイスは、通信、家電、車載、および産業用途向けの信頼性の高いデータ ストレージを提供します。AEC-Q100車載グレードをはじめとする厳格な品質規格に適合し、スモール フォーム ファクタに対応するコンパクトなパッケージでの供給も可能です。

合弁会社の設立および運営は、規制当局の承認 (適用される待機期間の満了または終了を含む) を取得し、その他の慣例的な完了条件を満たした上で、2019年第1四半期に開始することを見込んでいます。

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サイプレスについて

サイプレスは、世界で最も革新的な車載や産業機器、スマート家電、民生機器および医療機器製品向けに、最先端の組み込みシステム ソリューションを提供するリーディング カンパニーです。サイプレスのマイクロコントローラーや、アナログIC、ワイヤレスおよびUSBベースのコネクティビティ ソリューション、高い信頼性と高性能を提供するメモリ製品は、各種機器メーカーの差異化製品の開発と早期市場参入を支援します。サイプレスは、ベストクラスのサポートと開発リソースをグローバルに提供することで、彼らが従来市場を破壊しまったく新しい製品カテゴリを歴史的なスピードで市場投入できるよう支援します。詳細はサイプレスのウェブサイト (japan.cypress.com) をご覧ください。

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