2019年10月29日 10:30

サイプレス、2019年度第3四半期の業績発表と 規制当局の承認に関するアップデート

サイプレス セミコンダクタ社 (米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CY) は2019年10月24日 (米国時間)、2019年度第3四半期の業績を発表しました。

 2019年4月1日に完了した当社のNAND事業の売却調整後、売上高は5億7,450万ドルで、前四半期比7.9%増、前年比では8.8%減
 GAAPおよび非GAAPの粗利益率はそれぞれ37.7%と46.9%
 GAAPおよび非GAAPの営業利益率はそれぞれ7.9%と21.8%
 GAAPおよび非GAAPの希薄化後1株当たり利益 (EPS) は、それぞれ0.03ドルと0.30ドル

サイプレスの社長兼最高経営責任者であるHassane El-Khouryは、「サイプレスの第3四半期の業績は、MCD部門の需要の増大により好調でした。この部門の売上高は、IoT、特にワイヤレス、USB-C、PSoC製品ファミリの成長によって後押しされて前四半期比で16%増加しました。軟調な市況のなかでも一貫して堅調な営業利益率を達成しており、サイプレス3.0戦略は順調に進んでいます」と述べています。

2019年10月16日に欧州委員会は、Infineon Technologies AG (以下「Infineon」) によるサイプレスの買収提案を無条件で承認しました。この買収提案は、すでにフィリピンと韓国で独占禁止法に基づく承認を受けています。2019年6月3日に発表したとおり、Infineonとサイプレスは、Infineonがサイプレスを一株当たり23.85ドルの現金 (約100億ドルの企業価値に相当) で買収することを定めた合併契約および計画に署名しました。両社の補完性の高い製品ポートフォリオの組み合わせによって、車載およびIoTの高成長分野で大きな可能性が開かれます。未決済の取引があるため、サイプレスは電話会議による決算説明会を開催せず、また業績予想の開示は差し控えました。

当四半期の売上高および利益を過去の比較数値と併せて以下に示します。
(単位:千、ただし1株当たりの数値を除きます)

第3四半期累計の売上高および利益を過去の比較数値と併せて以下に示します。
(単位:千、ただし1株当たりの数値を除きます)

1. 詳細は英文リリースの「GAAP財務指標から非GAAP財務指標への調整について」の諸表 (「非GAAP差異調整表」) を参照してください。

売上高概要
(単位:千、ただし%を除きます)
(未監査)

 

1. マイクロコントローラーおよびコネクティビティ部門 (「MCD」) には、マイクロコントローラー、ワイヤレス コネクティビティ、USBの製品が含まれ、メモリ製品部門 (「MPD」) には、RAM、フラッシュ、AgigA Tech社製品が含まれます。
2. 2019年6月30日締めの四半期のMPD売上高には、2019年4月1日に完了した新規合弁会社への当社のNAND事業の売却が反映されています。

 

 

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