2018年12月7日 12:30

変わる「即戦力」人材の定義

「即戦力=中途」はもう古い。即戦力になる新機軸。

中小企業は育成にかけられる時間が少ないため、すぐ戦力になってくれる人材は「中途採用」という考えがこれまでの常識でした。

しかし、今は「即戦力こそ新卒採用」であると考えます。

理由は、採用にかける時間が圧倒的に新卒の方が多く、自社にフィットする人材かどうかを見極める時間が違うからです。

中途採用の場合、採用プロセス自体が、時間を十分に確保して慎重に判断できるものになっていないことが多いです。
一方、新卒採用は半年から1年ほどの時間をかけることが可能です。

さらにその期間は育成にもあてられるため、中途採用の利点である「経験値」をインターンシップによって積ませた上で、自社のスタイルを身に着けてもらうこともできます。

しかし、ただやみくもに新卒採用をするだけでは、即戦力となる新卒は採用できません。

「新卒採用で即戦力」を実践できている会社には5つの共通する取り組みがあります。

1. 早期マーケティング
2. 長期インターンシップ
3. 内定期間の育成プログラム
4. OJT OFF-JT
5. 年功序列ではない人事評価制度

もちろん、中途採用においてもインターンシップを取り入れたり、新卒採用と同様に、焦らずマッチングの期間を確保することができれば「即戦力」を採用することもできると思います。

しかし、採用そのものや、会社経営の成功により結びつきやすい「即戦力」は新卒採用であると確信しています。