松戸駅前に､20年ぶりとなる新たな商店街が誕生！点在する商店が “Ism（主義）”でつながる､新コンセプトの商店街『Mism』

松戸駅前に、新たな商店街『Mism』〔正式名称：松戸ネオ商店会〕が誕生し、2021年3月1日から正式始動しました。松戸駅周辺での新たな商店街発足は、20年ぶりの出来事です。

全長4m内に位置する中心店舗2店に加え、近隣エリアに点在する協力店舗4店、1事業者の計7社で構成される商店街のコンセプトやユニークな在り方に、今後の期待が集まります。

※　掲載情報は2021年4月5日時点のものです。

個人商店同士の結びつきで、商店街および地域商業の活性化を目指す

『Mism』は、メイン通りに位置する「Tiny Kitchen & Counter」（タイニー・キッチン・アンド・カウンター）〔飲食店/ワインバー、オーナー：古平賢志氏〕と「Mahameru Coffee （マハメルコーヒー）東口」〔テイクアウト専門カフェ、オーナー：リノ・センレワ氏〕の2店舗を中心に、近隣エリアに点在する協力店4店舗を含めて構成される、個人商店同士の結びつき（ネットワーク）を重視したコンセプト型商店街です。メインの2店舗間は全長4mと短いですが、協力店とは最大2kmも離れており、回遊を楽しめる立地となっています。

商店街は近年、郊外の大規模小売店の出店による市街中心地の空洞化などにより、厳しい業況を迎えています。Mismは、物理的な距離のような既存の体制とは異なる「ism（主義）」によるつながりを重視した商店街とすることで、地域の商業を盛り上げる趣旨で活動を進める予定です。

個性的な店舗とファンが商店街を回遊し、活気をもたらす

商店街を構成する6店は、老舗から新進気鋭の店舗まで、いずれも個性的です。各店舗の店主の平均年齢も40歳と若く、それぞれ独創的でこだわりのある経営手腕が反映された店舗は、老若男女問わず地元住民から親しまれています。

3月1日から28日まで実施された「商店会発足記念キャンペーン」では、各店舗で無料配布されるマップカードを全て集めるとTiny Kitchen & Counterの古平さんがデザインしたオリジナルふんどしがもらえるカードラリーを開催。キャンペーンは好評で、各店の熱心なファンたちが商店を巡り、用意したふんどし50着は全て提供終了となりました。個性的な店舗とコアなファンたちが交わりつながり合うことで、新たな展開と勢いが生まれうるのではないか。そんな期待を抱けるスタートとなったようです。今後のMismの活動にご期待ください。

ふんどしのデザインには、「花（千葉大学園芸学部）｣「鳥居（松戸神社）」など、松戸を連想するものを潜ませています。カラーは白ベースと黒ベースの2色を用意。

Mism発足に関するコメント

Mism 商店会長・古平 賢志さん　〔Tiny Kitchen & Counter オーナー〕 コメント

Mismの本格始動から、およそ1カ月が経過しました。未聞のプロジェクトを楽しんでもらえる仲間がいるだけでなく、各店舗の利用者やキャンペーン参加者の反応も好評です。松戸が、未知のものを楽しめる人が多い、良い意味で特殊な街でよかったと思います。
今後のMismには店舗経営者のほか、松戸で活動するプロのクリエイターにも参加してほしいです。面白いことを面白いと思い、積極的に楽しめる。また、自身のセンスや感性をカタチに落とし込める彼らが、覚悟をもって面白みのある実験をできる場として機能することを望んでいます。そして実験を体感した人に「Mismには面白い集団がいる」と感じてもらえるよう、信頼関係を築いていきたいです。さらに、商店会の一般的な概念を壊すだけでなく、「センスのある面白いこと＝ビジネスチャンス」という事実をMismを通じて提示していきたいです。

松戸市経済振興部商工振興課・コメント

経営者の高齢化による後継者難や、商圏人口の減少等、近年の商店街を取り巻く環境が厳しい中、従来の「エリアで区切られる」という概念を越えた新たな形の商店街の誕生は、これからの商店街という組織の可能性を大きく広げるものであると感じております。
他の商店街の取り組みとの相乗効果で、街の新たな賑わい創出につながることを期待するとともに、商店街を支援する部署として、引き続きサポートしていきたいと思っております。

Mism 概要

【参加店舗】

※1,2は基幹店、3～6は協力店

• 松戸
• 商店街
• 地域活性
• 経済振興