2021年9月15日 14:50

外部電源が不要となる業界初の高電圧光絶縁型負荷バイアスゲートドライバ「CPC1596」を発売

産業向け、ビルディングオートメーション、IoTなど、高速ターンオンを必要とする高出力電子機器アプリケーションに最適

回路保護分野におけるグローバルリーダー、リテルヒューズ・インク (本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS) の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社(本社:東京都港区)は、外部電源を必要とせず、数十マイクロ秒オーダーの高速負荷ターンオンを実現する、業界初の高電圧光絶縁型MOSFETゲートドライバ「CPC1596」を本年9月中旬に発売します。こちら(https://bcove.video/3gWixvl)より製品動画をご覧いただけます。

MOSFETゲートドライバ「CPC1596」MOSFETゲートドライバ「CPC1596」

標準的な太陽光発電(PV)ゲートドライバは、補助電源が不要なため、ソリッドステートリレー(SSR)の設計を簡素化することができます。しかし、出力電流がµAレンジであるため、外付けMOSFETのゲート電荷が大きくなるほど動作は遅くなり、要求の厳しい高速ターンオンのアプリケーション要件を満たすことが難しくなります。
「CPC1596」は、高速ターンオンスイッチ(通常40µs)を実現しているため、設計者は外付けMOSFETを用いて、カスタムの高出力光絶縁型のDC専用またはAC/DCのSSRを構築することができます。製品独自の負荷バイアスオンボード回路を利用するだけで、簡単にスイッチング速度を上げることができるほか、負荷バイアスを使用すると、オプトゲートドライバの補助電源が不要になります。内蔵のレギュレーター回路により、負荷電源(最大570V)から取り出した電圧を調整して内部用の12.2Vに低減します。また、外付けのストレージコンデンサーを追加することで、MOSFETを適切に駆動するための定電圧制御が可能になります。

同製品は、当社の国内販売代理店を通じて販売します。

特長

  • ・負荷バイアスを使用することで、外付けMOSFETの起動速度が向上
  •  
  • ・オプトゲートドライバの補助電源が不要に
  •  
  • ・AC、DCともに光絶縁型SSRアプリケーションに対応
  •  
  • ・より高出力のMOSFETを使用可能
  •  
  • ・論理ポートからの制御が可能

製品紹介ビデオ

https://bcove.video/3gWixvl

用途

産業用制御機器、自動試験装置(ATE)、HVAC制御装置、医療機器、IoT(モノのインターネット)

仕様

阻止電圧(V)

600

最小ゲート電圧(VGB)(V)

14.4

最大ゲート電圧(VGB)(V)

16

最小ゲート駆動電流(IG_SourceL)(mA)

2

最大ゲート駆動電流(ItG_sink)(mA)

13

ターンオン時間(tON)(µs)

80

ターンオフ時間(tOFF)(µs)

600

絶縁電圧(VIsO)(Vrms)

3,750

パッケージ

8-pin DIP、8-pin SMT

 

※詳細については、MOSFETゲートドライバ「CPC1596」製品ページ(https://www.ixysic.com/Products/MOSFET.htm)(※英語)をご覧ください。

リテルヒューズについて

Littelfuse,  Inc.(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)は、持続可能でつながりのある、より安全な世界を支援する革新的な電子部品製造会社です。15か国以上、世界各国の1万2,000のパートナーと提携し、革新的で信頼のおけるソリューションを提供しています。10万以上のエンドカスタマーに製品を提供し、いつでもどこでも、様々な産業、運送、エレクトロニクスのエンドマーケットに貢献しています。詳細についてはリテルヒューズのウェブサイトlittelfuse.comをご覧ください。

本件に関するお問い合わせ

Littelfuseジャパン合同会社

担当:宗形

TEL:03-6435-0750、 FAX:03-3453-5505

E-mail:tmunakata@littelfuse.com