2018年3月14日 13:00

組織風土改革30年のスコラ・コンサルト 〈働き方改革が大前進〉 そのふるまい、言動が仕事を増やす!

上司がムダを生む「働かせ方」のチェックリスト 忖度仕事のスイッチはここ

社員が「あるある」と大合唱する、アンタッチャブルな“ムダの発生源” 日本企業に向けた組織風土改革のパイオニアである株式会社スコラ・コンサルト(辰巳和正代表、東京都品川区)は、働き方改革において焦点になりにくい上層部による指示命令などの「働かせ方」を点検する《あるあるチェックリスト》を作成しました。

「仕事が上から降ってくる」という現場の声から、仕事の多くは権限と影響力の大きい役職者によってつくられることに着目。「上司による無意識の指示」によって発生する仕事の多大なムダを構造的に見直すことで、企業の働き方改革を前進させます。

残業規制によって業務効率化を図ろうとするだけでは、いわゆる「隠れ残業」や「持ち帰り残業」をする従業員を生み、抜本的な働き方改革にはなりません。このチェックリストでは、部下の「働き方」を直撃する「役職者の言動」を具体的に列挙し「働かせ方」の改善、「忖度仕事」の削減に取り組むことを狙っています。

働き方改革を推進するため、本リストで実際に経営者と役員にチェックを行なった企業例もあります。

■部下の仕事を増やす上司の言動〈あるあるチェックリスト〉

■上司の「無意識の指示」による「忖度仕事」10選

① 「もしかしたら聞かれるかもしれない」ことを想定して資料をあれこれ準備する。会議の前には担当者が部長や役員に細かく説明する。

② いつも上司対策のために入念な資料づくりをする。

③ 事前説明、根回しなどに時間をかける。会議に説明要員として駆り出される。代理出席を求められる。

④ 情報収集、詳細な資料づくりにエネルギーを使う。資料枚数も増えていく。

⑤ 上司の好みに合わせて資料をつくる。カラーやグラフなど、本質とあまり関係のない見栄えの良い資料が社内基準となる。

⑥ 指示の意図や目的が不明確なため、それらしき数字(データ)をとりあえず調べ上げる。目的に対する効果よりも、インプットに対するアウトプットをその場しのぎで考える。

⑦ ミスが起きると膨大な作業と責任が発生するため、それを認めて、ミスから学ぶ姿勢がなくなる。ミスを恐れて保守的、過剰に防衛的になり、うまくいっている報告やそのための資料を作成する。ミスが起こっても隠し自部門内での対応で終わらせる。

⑧ 目先の鎮静化をはかるため、実態から乖離した表向きの対策が次々と課せられ、対応する現場の仕事は複雑・煩雑になる。負担感が増すことで規則やルールが守られないため、現場では何が問題かわからず問題が再発し、また対策が打たれることになる。

⑨ 部下は上の意向の「的当て」に考える時間を割き、意に沿うような資料づくり、対応をしようとする。

⑩ 根回し、説明、調整仕事に時間をかける。妥協点、落とし所を探るために工数をかけても結局、ありたい姿にならない。決めても心が入らず、実行されない。

<会社概要>

社   名:株式会社スコラ・コンサルト

本   社:東京都品川区東五反田5-25-19 東京デザインセンター6F

代 表 者:代表取締役:辰巳 和正

設   立:1986年1月

資 本 金:4,000万円

事業内容 :「プロセスデザイン」手法で行う企業風土改革コンサルティング

人 員 数:プロセスデザイナー32名、スタッフ10名(2017年3月現在)

決 算 期:12月

売   上:6億2000万円(2017年12月期)

事 業 所:大阪ブランチ

大阪府大阪市西区江戸堀1-10-2肥後橋ニッタイビル9階

TEL:06-6450-8708

ホームページ:http://www.scholar.co.jp/