2020年5月14日 13:00
上司の「働かせ方」と部下の「働き方」
権限と影響力の大きい役職者による言動やふるまいなどの 「上司による無意識の指示」で、部下の「忖度仕事」を増やしていませんか?
とにかく時間がない、目の前の仕事をこなすことで精一杯、次々に対応すべきことが出てくる、といった現場の窮状を訴える声の中で、見過ごせないことは「仕事の多くは上でつくられる」という事実です。
主従関係を重んじる、伝統的な「調整文化」での上司と部下の関係では、上司の何気ない発言も部下にとっては「無意識の指示」になってしまい、上司の意向を汲んで動こうとする「忖度による仕事の習慣」を呼び起こしています。
社員の「働き方」の手前に存在するマネジメントの問題、調整文化が引き起こす「働かせ方(指示の出し方)」の問題には「役員」が大きく関わっていることを認識しましょう。