2022年6月3日 18:30

社会福祉法人恩賜財団済生会へのお米寄贈式を開催

コロナ禍の生活困窮者への支援 日本の米づくりの応援 47団体へ年間計200トン寄贈

生活協同組合コープみらいは、コロナ禍で困難を強いられている生活困窮者への支援と日本の米づくりの応援を目的に、2022年3月より1年間を通し、約200トンのお米を地域のフードバンク、社会福祉協議会をはじめ、生活困窮者へ食料支援等を行っている団体へ寄贈しています。

本日6月3日(金)、社会福祉法人恩賜財団済生会へのお米寄贈式を開催し、300kgのお米を寄贈しました。コープみらいから済生会へのお米の寄贈は今回で3回目となり、合計900kgのお米を寄贈しています。


恩賜財団済生会 炭谷理事長(右)、コープみらい 新井理事長

寄贈したお米は、済生会向島病院(東京都)、済生会鴻巣病院(埼玉県)が行う、地域の子ども食堂(足立区、鴻巣市)へ無償で提供されます。
社会福祉法人恩賜財団済生会へのお米寄贈
寄贈品: コープ指定の産直産地の2021年産米(2022年度途中からは2022年産米)
寄贈先: 東京都済生会向島病院へ150kg、埼玉県済生会鴻巣病院へ150kg
※寄贈したお米が活用されている足立区、鴻巣市のこども食堂への取材をご希望される方は、下記までご連絡ください。

登壇者のコメントは以下の通りです。

【社会福祉法人恩賜財団済生会 理事長 炭谷 茂】
私たちは、社会から取り残されている方たちを社会の一員として迎え入れる活動を行っています。済生会の向島病院と鴻巣病院で運営する子ども食堂もその一環です。お米の支援は、食料としての栄養補給としてだけでなく、子ども食堂を通じて集まった人たちとの会話、くつろぎ、つながりが生まれるきっかけにもなると思います。今後も、「誰一人取り残さない」ソーシャルインクルージョンの取り組みを、今回の支援を励みに前進させていきます。

【生活協同組合コープみらい 理事長 新井 ちとせ】
多くの組合員のご利用と、現場で働く職員によって生み出された剰余金を社会に還元するため、お米の支援を3月から開始しました。生活に困っている方へ手を差し伸べ、きめ細かな支援を行き届かせるには、済生会の皆さまが実施している「子ども食堂」など地域に根差して活動する方々とのパートナーシップが重要です。こうしたつながりを大切に、コープみらいは「助け合いの組織」として地域の活動に積極的に関わり、連携していきたいと思います。また、コロナ禍で国内のお米の生産者も厳しい状況に置かれています。今回の取り組みをきっかけに、持続可能な農業を応援し、お米の生産者への支援につなげていきたいと考えています。

コープみらいでは今後も積極的に生活困窮者の支援、日本の米づくりの応援を行ってまいります。

お米寄贈の概要

寄贈品: コープ指定の産直産地の2021年産米(2022年度途中からは2022年産米)
寄贈規模: 約200 トン(5 キロ米で約4 万袋)
寄贈期間: 2022年3月から1年間(毎月2回、年間24回に分けての寄贈を予定)
寄贈先: 東京都(24団体)、千葉県(10団体)、埼玉県(13団体)、合計47団体の各フードバンク・支援団体、
社会福祉協議会等

〔社会福祉法人恩賜財団済生会について〕
済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、今、三つの目標「生活困窮者を済(すく)う」「医療で地域の生(いのち)を守る」「医療と福祉、会を挙げて切れ目のないサービスを提供」を掲げ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。済生会は、明治44年に明治天皇の「済生勅語」を受けて創設されて以来、医療を受けることが困難な困窮者に対して医薬を施すという「施薬救療の精神」のもと、医療・福祉が届きにくい人々への支援に、1世紀以上にわたり取り組んできました。近年の複雑化、多様化する地域課題と向き合う中で、済生会は医療・福祉に留まらず、誰も排除されない社会を目指し、人と人のつながりを再構築するソーシャルインクルージョンのまちづくりへ活動を展開しています。令和3年12月には、社会福祉法人としては初めてジャパンSDGsアワード「SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞」を受賞し、差別や分断の無い社会の実現に向けて、行政機関、企業、各団体と協力、連携しながらSDGsへ貢献しています。ホームページ:https://www.saiseikai.or.jp/

<報道関係の方からの取材の申し込み、お問い合わせ先>
生活協同組合コープみらい コープデリ生活協同組合連合会
コミュニケーション推進部  足立、鈴木 TEL:048-839-1430 / FAX:048-839-1859