2024年2月2日 15:12

「産直はなゆき農場有機牛」の取り組み動画が 『サステナアワード2023伝えたい日本の”サステナブル”』 農林水産大臣賞を受賞

 コープデリ生活協同組合連合会は、「持続的な生産消費」に向けた取り組みを進める企業や団体のプロジェクト「あふの環2030プロジェクト」で実施された動画表彰『サステナアワード2023伝えたい日本の“サステナブル”』において、「産直はなゆき農場有機牛」の取り組みが農林水産大臣賞を受賞いたしました。

2月1日に東京・大手町で行われた表彰式。舞立昇治農林水産大臣政務官(右)、熊﨑伸理事長(中央)、審査委員長の秋葉芳江氏(長野県立大学大学院 ソーシャル・イノベーション研究科教授)

動画に登場する北十勝ファーム代表取締役の上田金穂様(左)、株式会社はなゆき農場代表取締役の中村梢乃様(中央)と、コープデリ連合会の熊﨑伸理事長

 

 サステナアワードは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の 2030 年までの達成を目指し、持続可能な生産と消費を広めるための活動を推進する「あふの環2030プロジェクト」(農林水産省、消費者庁、環境省連携)の一環として開催され、SDGs ゴール 12「つくる責任つかう責任」を踏まえ、食や農林水産業に関わる持続可能なサービス・商品を扱う地域・生産者・事業者の取り組みや、これらに賛同する消費者グループの方々の取り組みを広く国内外に発信していくことを目的として、取り組みをわかりやすく紹介する動画を募集し、表彰するものです。

 

  • 受賞した「産直はなゆき農場有機牛」の取り組み動画

 ・コープデリ公式 YouTube URL:https://www.youtube.com/watch?v=kfXgdwdPf3E

  • ●「産直はなゆき農場有機牛」の概要
    ・コープデリグループのサステナビリティサイト
    URL:https://sustainability.coopdeli.coop/sustainability/2023/02/hanayuki.html

 

  • ●「サステナアワード2023伝えたい日本の”サステナブル”」受賞作品
    URL:https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sa2023.html

 

「産直はなゆき農場有機牛」の取り組み動画の一部

 

■「産直 はなゆき農場有機牛」の取り組みについて
取り組みの背景
 コロナ禍や円安、ウクライナ情勢の悪化などで、飼料の多くを輸入に頼る日本の畜産業を取り巻く環境は急激に悪化しています。また国内の生産者は高齢化し、後継者が不足しています。
コープデリグループは、これまで持続可能な生産と消費に向けて、日本の農業・畜産業・水産業を応援するさまざまな取り組みを進めてきました。食の未来を考え、コープデリグループとして国産飼料の使用を促進し、環境への配慮と若手生産者への支援を行うことを目指し、産直有機牛に取り組むこととしました。有機JAS認証を受けた畜産物を産直商品として取り扱うことで、持続可能な畜産業を支援し、組合員に認知と理解を広げ、国内における有機畜産物の生産・利用を進めていくことを目指します。

生産者支援について
 有機JAS畜産物の生産は、家畜に有機栽培された飼料を与え、密飼いを避け家畜にストレスを与えないなど、家畜に十分留意した飼育方法を行います。有機牛生産の場合、出生から出荷までに約28カ月を必要とし、その間生産者への収入は無く自己資金対応となります。あわせて有機用設備の導入などの初期費用がかかることが、生産者にとって取り組みへの高いハードルとなっていました。
そこでコープデリ連合会は、2020年に北十勝ファーム有限会社(本社:北海道足寄郡、代表取締役:上田金穂様)と素牛生産預託に関する覚書を締結し、北十勝ファームで出生した子牛を買い取り、北十勝ファームの一部門である「株式会社はなゆき農場(本社:北海道足寄郡、代表取締役:中村梢乃様)」に育成を預託して預託料を毎月支払うことで、資金の回転率を高め、経営の安定化を支援しました。北十勝ファームでは若手生産者への育成も行っており、今回の取り組みは後継者育成支援にもつながるものです。

「産直 はなゆき農場有機牛」の特長
 ・牧草・デントコーンなどの自家生産を中心とした有機飼料で飼育しており、循環型生産・飼料運搬コストの低減など環境への配慮につながっています。
 ・生産預託により、生産者支援・若手生産者の育成を目指しています。
 ・肥育方法は「夏山冬里方式(夏季放牧・冬季積雪期畜舎)」です。アニマルウェルフェアの指針でもある「5つの自由」を実現しています。
 ・和牛品種の1つである「日本短角種」で、赤身が味わい深い牛肉です。

 

■コープデリグループSDGs重点課題推進スローガン「未来へつなごう」
コープデリグループは、SDGs重点課題の達成に向けて、「未来へつなごう」のスローガンのもと、組合員・消費者、生産者・取引先、行政・他団体、役職員の連携を深め、SDGsの取り組みに関する様々な事業・活動を展開しています。生産者支援の取り組みは、「未来へつなごう」の一つです。
コープデリグループは、有機牛の取り組みを通じて、「環境への配慮」と「生産者支援」の両面で持続可能性な生産と消費を目指すとともに、今後も国内の食料生産を応援してまいります。

 

<報道関係の方からの取材の申し込み、お問い合わせ先>
生活協同組合コープみらい コープデリ生活協同組合連合会
コミュニケーション推進部  鈴木、足立 TEL:048-839-1430 / FAX:048-839-1859