2021年12月10日 14:00

「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」実施

持続可能な生産と消費を目指し、組合員とともに生産者を支援

コープデリ生活協同組合連合会と会員生協は、持続可能な生産と消費を目指し、組合員とともに生産者を支援するため、「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」を実施いたします。

コープデリグループでは、「産直 コープの里」の推進や「お米育ち豚プロジェクト」、「佐渡トキ応援お米プロジェクト」など、持続可能な生産と消費に向けて、日本の農業・畜産業・水産業を応援するさまざまな取り組みを進めてきました。また2021年7月に設定したSDGs重点課題では、第一の柱として「持続可能な生産と消費のために、商品とくらしのあり方を見直す」ことを掲げています。
一方、食生活の多様化やコロナ禍の影響により、米の消費量が低下を続け、国内の生産者は年々厳しい状況に置かれています。食料自給率低下、世界の食料生産の不安定化などもあり、国内の食料生産力の向上を図ることが必要と考えています。

こうしたことから、コープデリグループでは組合員とともに「未来へつなごう」をスローガンとし、2021年度内(2022年3月まで)で「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」を展開します。本キャンペーンでは、コープデリで扱う米や米加工品の販売促進と合わせ、宅配用カタログや店舗でのチラシ・ポスター・POP掲示などを通じ、現在の課題やキャンペーンの趣旨・目的、生産者の米づくりへの想いやこだわり、食料自給率の回復・向上のための取り組みなどを組合員・消費者と共有し、米を食べることで生産者を支援します。

また、2022年4月以降は、「米」は継続して取り組み、その他の産直をはじめとした国産農産物・畜産物などへも対象品目を拡大し、キャンペーンを実施してまいります。

コープデリグループは今後も日本の米づくり、国内の食料生産を応援してまいります。

「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」 概要

■取り組み内容
コープデリで扱う米、米加工品(包装米飯、レトルトおかゆ、冷凍米飯各種、米粉など)の販売促進を行います。
価格訴求や期間限定増量による販売促進と合わせ、現在の課題を多くの組合員に認識してもらい、国内生産者
(団体)のこだわり・取り組みなどを紹介することにより、食べて(使って)応援するという取り組みにします。
店舗: 2022年1月以降、順次開始
宅配サービス: 2022年2月以降、商品カタログ『ハピ・デリ!』などにて順次開始

■「食べて 未来へつなごう 日本の米づくり応援キャンペーン」の背景について
(1)国内の米づくりが危機に瀕しています。
食生活の多様化に加えコロナ禍の影響により、米の消費量が低下を続けています。また古米在庫量の増加による価格下落、生産者の高齢化と後継者不足などにより、米の生産をあきらめる生産者がますます増えると言われています。2021年産の主食用米の生産量は史上最低になろうとしています。
(2)食料自給率が低下しています。
農林水産省が2021年8月に発表した2020年度の食料自給率はカロリーベースで37%と過去最低を更新しました。国産のお米の利用・消費を呼びかけることで生産者を支え、国内で食料を生産する力を引き上げることが必要です。
(3)世界の食料生産が不安定化し、日本の食料調達に支障が出るおそれがおおきくなっています。
世界的な気候変動の影響により、安定的な食料生産に危険信号がともっています。食料の安定調達のため、国内生産力を維持し発展させることがますます重要です。また、食料を海外に依存することは、長距離輸送による化石燃料の大量消費、農産物輸出国での水資源の浪費や単一作物の大規模生産による生物多様性への脅威などにつながっています。国内で食料を生産する力を向上させることは持続可能な生産のために必要であり、国際社会への貢献にもつながります。

以上のことから、本キャンペーン実施の判断に至りました。

  

<報道関係の方からの取材の申し込み、お問い合わせ先>
生活協同組合コープみらい コープデリ生活協同組合連合会
コミュニケーション推進部  足立、鈴木 TEL:048-839-1430 / FAX:048-839-1859