2021年6月25日 13:30
パイオラン(TM)テープ ４０年ぶりにリニューアル 持続可能な社会の実現に向け「バイオマスプラスチック配合」
～同じ使うなら“ 地球にやさしく”してみませんか～
三菱ケミカル株式会社の子会社であるダイヤテックス株式会社は、１９８１年に世界で初めて開発したポリエチレンクロス養生用テープ「パイオラン(TM)テープ」(※1)を２０２１年夏より環境に配慮したバイオマスプラスチックを使用した製品にリニューアルいたします。
パイオラン(TM)テープ 養生用（Y-09-GR）
養生用テープは仮固定してきれいに剥がせる、手で簡単に切れ作業性に優れるといった特徴から、産業・日常問わず多くの場面で活用されています。一方、基材に粘着剤が塗布された複合品のためリサイクルしにくく、使用後は主に焼却廃棄されています。今般、基材の一部にバイオマスプラスチックを使用することで、ＣＯ２排出削減や石油資源への依存度低減に貢献できるような製品へのリニューアルを決定いたしました。バイオマス度１０％以上の環境貢献型商品として、今夏までにはバイオマスマーク(※2)の認定を取得予定です。
ダイヤテックスが年間約３０百万㎡生産・販売する養生用テープを全てリニューアルすることで、約１，２００ｔ(※3)のＣＯ２の排出削減効果が見込まれます。これは樹齢４０年の杉の木約５０万本(※4)が１年間で吸収するＣＯ２の量に相当します。
まずは、主力製品から順次リニューアルを開始し、その後全ての養生用途の「パイオラン(TM)テープ」に展開いたします。
三菱ケミカルグループは今後も、お客様に安心してお使いいただけるものづくりを進めるとともに、環境負荷低減に向けた取り組みを更に加速させ、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
以上
（備考）
※1 「パイオラン」はダイヤテックス株式会社の登録商標です。
※2 「バイオマスマーク」は一般社団法人日本有機資源協会が認定する、生物由来の資源
(バイオマス)を活用し、品質及び安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印です。
※3 第６回日本LCA学会研究発表会講演要旨集(２０１１年３月) B2-26
「バイオマス由来ポリエチレンのライフサイクル評価」東京大学、豊田通商、Espaço ECO、Braskemにて算出。
※4 林野庁ウェブサイトより引用
https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/ondanka/con_5.html
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