2021年6月29日 14:30

<コロナ禍で変化する社員研修> リモートワーク時代到来により求められる“管理職スキル”が激変

1on1ミーティングスキルや、ストレス管理のラインケア能力を向上させる研修のニーズが増大

リカレントでは、多くの企業研修を手掛けるなかで、その時々の企業人事担当者のリアルな悩みと向き合ってまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響から、テレワークの導入など否応なく社会人の“働き方”が変革した現在、多くの企業が「これまでの“管理職”の在り方が通用しない」という悩みに直面しています。

 企業向け研修事業等を展開する株式会社リカレントでは、多くの企業研修を手掛けるなかで、その時々の企業人事担当者のリアルな悩みと向き合ってまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響から、テレワークの導入など否応なく社会人の“働き方”が変革した現在、多くの企業が「これまでの“管理職”の在り方が通用しない」という悩みに直面しています。

■リモートワークの導入により、“管理職が管理できない”状況に直面 一般社員もコミュニケーションのすれ違いにより、ストレスが増大

 リモートワークの進展により、管理職にとって社員の働きぶりを把握・評価する方法がわからず、「管理職が管理できない」という深刻な状況に陥っているケースが多く見られます。

 一方で、一般社員の方も、対面コミュニケーションを取らずに働くことの難しさや長引く自粛生活から、想像以上にストレスをため込みやすい状況に置かれています。特に新入社員や2年目の社員は、自分が何のために会社で働くのかを見失いがちになっています。

 新しい時代の管理職の在り方が問われるなか、当社に依頼される研修内容も変化しています。

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1on1ミーティング力や、ストレス管理のラインケア力がリモートワーク時代の必須スキルに

 代表取締役社長  松田 航 代表取締役社長  松田 航

 リモートワーク下においては、管理職が過度に「報連相」を求めるマイクロマネジメントに陥ってしまったり、従来は口頭だった部下への注意・指示をメール文面で送ってしまうことで、部下に必要以上に厳しく受け取られてしまったりなどの状況が見られます。

 リモートワーク時代にチームとして成果を上げるためには、目的・目標の設定と途中経過のKPI設定など、本質的なマネジメント能力が求められます。また、コミュニケーション面でもこれまでとは違い、1対1で相手に向き合う1on1ミーティング力やその中で発揮されるコーチングスキルが重要になってきます。

 加えて、業務のサポートだけでなく、リモート下でのストレスを理解し、部下の変化に早期に対応するためのラインケアスキルも重要となっています。

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■リモートワークに関連し実施件数が伸びている研修(一部)

1on1ミーティング力強化研修

パフォーマンス向上のための、1on1ミーティングスキルを身につける研修。

ラインケア研修 テレワーク編

リモートで働く部下の不調に気が付き、適切に対応するための研修。

レジリエンス強化研修

強いストレスを感じた時、トラブルに直面した時に精神的なダメージから立ち直ることができるよう「レジリエンス」を習得する研修。

 

■オンライン研修の意外なメリットとは?

 今年、4月1日~16日までの期間に当社が実施した新入社員研修のうち、オンライン研修は48.3%にとどまり、集合研修が半数超という結果となりました。集合研修への回帰の傾向は、他の研修と比べても特に「新入社員研修」において顕著で、人事担当者は、「研修は出来る限り集合研修で行いたい」という意向を持っている傾向が伺えます。

 一方で、「オンライン研修」のメリットも聞こえてきます。多くのオンライン研修を実施してきた中で、人事担当者からは次のようなメリットを指摘する声をいただいています。

①複数拠点の社員が一斉参加できたり、休職者の任意参加も可能に。

オンライン研修では、場所に縛られず参加が可能なため、複数の事業拠点から社員が参加できるのはもちろんのこと、社会との繋がりが希薄になりがちな産休・育休等の休職者も任意で参加することも可能となり、復帰しやすい環境づくりに貢献します。

②「誰が参加しているかわからない」設定にすることも可能。

オンライン研修では、設定や運用方法により、「誰が参加しているかわからない」形で実施することも可能です。これにより、例えば、ベテラン社員が今さら初心者向けの研修には参加しづらい、といったモヤモヤも解消できます。

③ハイブリッドにすることで、参加者によって強弱をつけることも可能。

オンライン研修と集合研修をハイブリッドで実施する企業も増えています。ハイブリッドにすることで、本当に研修を受けてほしい対象者は集合型、オブザーバーとして参加していた上長や役員はオンラインで参加させることで、対象者がより研修に集中しやすい環境を作り出すことも可能です。

 

 リカレントでは、研修種類や実施方法(オンライン・オフライン)によらず、すべての研修が料金一律で実施できるようになっています。アレンジにも無償で対応し、見積りや営業打ち合わせの時間がゼロになります。

 加えて、ITの活用により、面倒な研修準備の自動化や、研修分析や報告書の確認が可能な研修管理システムの導入など、シンプルで余計な手間暇がない研修を実現しています。営業や準備の時間が減ることから、研修金額を極端に落とすことに成功しており、他社より30%〜50%安い研修費用を実現しています。(業界初の完全明瞭価格 ※当社調べ)

 これにより、コロナ禍における多様なニーズの変化にもいち早く対応することができ、高品質な研修を安価で受講することが可能です。