2023年2月16日 11:00

全国規模で防犯が注目される中、市民の安全・安心を強化 スマートシティの取り組みで防犯力を高める加古川市 「AI機能搭載の高度化見守りカメラ」 

~ 2月13日より市内150カ所に順次設置、犯罪抑止や交通事故防止に ~

 兵庫県加古川市(市長 岡田 康裕)は、令和5年2月13日から、犯罪や交通事故の未然防止の仕組みを強化し、さらなる安全・安心のまちづくりを行うことを目的に、AI機能を搭載した高度化見守りカメラを市内150ヵ所に順次設置します。

 現在、連続強盗団事件の発生により改めて防犯が注目される中、市民の安全・安心をさらに強化する取り組みです。
加古川市ではかねてより、スマートシティ推進の一環として、市内に1,475台の見守りカメラを設置しました。令和3年には設置前の平成29年と比較して刑法犯認知件数が51%減少しており、見守りカメラの設置効果が表れています。
 今回の取り組みは、従来の見守りカメラの機能に加えてAI機能を搭載した高度化見守りカメラを設置することで、これまで以上に犯罪や交通事故の未然防止を図り、市民のさらなる安全・安心を目指します。

【高度化見守りカメラの機能】

■Ⅰ型(100台)
・悲鳴等の異常音を検知し、スピーカーと回転灯で警告します(夜間のみ)

■Ⅱ型(50台)
Ⅰ型の機能に加え、次の機能があります。
・自動車の危険運転を検知し、スピーカーと回転灯で注意喚起します(日中のみ)
・交通量や人流データを自動把握し、防犯や交通安全のほか、まちのにぎわいづくりにも活用します(日中のみ)

【高度化見守りカメラの導入にあたって】

 見守りカメラの設置により刑法犯認知件数は減少したものの、令和3年度に実施した市民意識調査では、防犯・交通安全対策の推進に関する重要度が全47施策中3番目と依然として高い結果となっています。
 また、見守りカメラの設置効果を検証する中で、カメラが設置されていない場所やカメラの死角となる場所で、犯罪が発生していること等が分かってきました。
 そこで、犯罪が多発しているエリア、交通事故が多発している交差点などを中心に、150台の高度化見守りカメラを設置することとしました。150台のうち、約90台は新規設置、約60台は既設の見守りカメラとの入れ替えとなる予定で、市が設置するカメラの総数は約1,560台となります。
 今後は、高度化見守りカメラを含めて設置効果を検証するとともに、警察や地域住民からの意見などを考慮し、見守りカメラの更新や増設などについて検討を進めていきます。

【見守りサービスについて】

 高度化見守りカメラには、既設の見守りカメラと同じく、ビーコンタグ(BLEタグ)検知器が内蔵されています。見守りサービスは、タグを持った子どもや認知症のため行方不明となるおそれのある方がカメラ付近を通過すると、ご家族が位置情報履歴を確認することができるサービスです。
 令和5年度から、「株式会社ミマモルメ」、「綜合警備保障株式会社」に加え、「ジョージ・アンド・ショーン株式会社」が見守りサービスの提供事業者に加わります。

●オンライン上での報道資料公開●

PRTIMES(リリース):https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/84250
PRTODAY(リリース・ニュースレターなど):https://www.pr-today.net/a00442/