2021年10月29日 15:00
~1年前に保育士からレーサーへ転身、全日本と実業団レースのダブルタイトルを獲得~
株式会社ワイ・インターナショナルの実業団チーム「ワイズロード」に所属する植竹海貴(うえたけ みき)選手は、10月23日(土)に開催された「第89回全日本自転車競技選手権大会ロードレース」(会場:広島県三原市、主催:公益財団法人日本自転車競技連盟)の女子エリートに出場し、初優勝いたしました。これにより、次の同大会まで全日本チャンピオンジャージを着用してレースに出場します。
また、実業団レースのJBCF(主催:一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)の「Jフェミニンツアー」では、年間11勝を上げ年間総合優勝を獲得いたしました。植竹選手は、2021年の女子ロードレース界のダブルタイトルを獲得し、目覚ましい活躍を見せました。
植竹海貴選手 コメント
いまだに、全日本選手権で優勝したことの実感が湧かないです。レースは、スプリントになれば優勝の可能性があるかもと思っていましたが、まさか優勝できるとは思っていませんでした。3人に絞られた時点で表彰台が現実的になり「どうせ表彰台に乗るなら真ん中に!」と思いました。繰り返されるペースアップがキツく、正直ゴール前でスプリントできる脚が残っていなかったけれど、金子選手も同じように脚がいっぱいだったようで、何とか競り勝つことができました。レース後、LINEの通知が100件届いてびっくりしました。
弊社代表取締役社長 鳥居恵一郎 コメント
何度もアタックがありハラハラする展開でしたが、彼女らしい粘りの走りで優勝してくれました。自社の社員から全日本チャンピオンを輩出できたことを、とても嬉しく誇らしく思っています。強化指定選手にもなったこともあり、パリ五輪に向けて、これからも会社を挙げて彼女のサポートをしてゆく所存です。
植竹海貴(うえたけ みき)選手プロフィール
植竹選手は、専門学校卒業後の2016年から2020年3月までは保育士として勤務していました。2020年4月に自転車に専念できる環境として、スポーツ自転車の専門店ワイズロードを運営する株式会社ワイ・インターナショナルに入社。同社の旗艦店であるワイズロード新宿本館で勤務しながらトレーニングを積み、実業団レースのJBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)に参戦。トレーニングには従来の実走練習に加え、SARIS社のスマートトレーナーとバーチャルサイクリングアプリZwiftを組み合わせたインドアトレーニングも取り入れ、課題の克服と競技力の強化に取り組んだ結果、年間13戦中11勝を上げ年間総合優勝の座を射止めました。さらには「第89回全日本自転車競技選手権大会ロードレース」で勝利し、全日本チャンピオンとなりました。現在は、ワイズロード新宿本館で週5日間勤務しています。
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