2023年1月31日 13:00

年代別で明確に!2023年資産運用の展望は? 20〜30代「昨年満足。今年は◯◯」40〜60代「昨年不満。今年は◯◯」「NISA拡充」新制度に若い世代は高評価

業界最多の講座数を誇る日本最大規模の金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」(以下略:GFS、東京都港区、市川雄一郎校長)は、資産運用に取り組む20〜60代の男女679名にアンケートを行いました。 

2022年の成果、2023年の展望、政府の「資産所得倍増プラン」の一つ、新しいNISA制度について尋ねました。

調査サマリー

・ 昨年の資産運用は、半数が「(まあまあ)うまくいった」と回答
  20代60.8%、30代54.4%と、若い世代が特に高い

・「うまくいった」理由には、コツコツ型のコメントが多く、
   「うまくいかなかった」理由には、コロナ、世界情勢、自身の投資スタイル、のコメントの傾向

・ 今年の展望も、若い世代が楽観的。特に20代は60.3%が楽観的
    60代は29.7%と楽観派の割合が半減

・ 海外情勢の不透明さや、国内景気に希望が持てないコメントが見られるいっぽう、
    コツコツ運用型や、長期運用方針の人は不安をあまり感じてないコメントが

・ 新しいNISA制度は、全体的にポジティブな評価。特に20代は71.2%が高評価
    いっぽう、年代が上がるほど「わからない/制度をしらない」人が多い
・ NISAの期間や上限の緩和が一定の評価を得るものの、
   「そもそもの元手が足りない」「富裕層が得する」「内容があまりわかっていない」などの声も

調査概要

調査方法: インターネット調査   
調査期間: 2023年1月19日〜1月26日
調査対象: 最近2年間以上、資産運用に取り組んでおり、今後も継続すると回答した全国20〜60代の男女
有効回答: 679名

調査結果詳細

2022年の資産運用、全体の半数がうまくいったと回答し、特に若い世代に顕著
うまくいかなかった理由には、コロナ禍、海外情勢のほか、自身の投資の仕方に関する話も

 2022年の資産運用がうまくいったかどうかを聞いたところ、全体では「うまくいった」が11.6%、「まあまあうまくいった」38.9%と、約半数(計50.5%)が昨年の資産運用がうまくいったと考えているようです。

 年代別には、うまくいったと考えている人が最も多かったのが2060.8%と、全体平均よりも10ポイント以上高いいっぽう、50代は34.2%と全体平均より15ポイント以上、下回りました。特に50代と60代では「うまくいった」を選んだ人がわずか3%程度と、20代の6分の1程度と、若い世代のほうが高い満足度となりました。

 自由回答で理由を尋ねたところ、うまくいったと思った人たちは、「買った銘柄が好調」「積立がコツコツ増えた」「高配当銘柄の積立」など、運用を継続することで手堅い利益を出していたことを理由に挙げている人が多く見られました。

 いっぽう、うまくいかなかった人の理由では、コロナ禍や、海外情勢が株価や円安に影響したことを挙げる人が多く、「円安で外貨商品に利益が出ていたが、利確せずにいたら下がった」「堅実な投資から大きな利益を狙う投資に変えた結果、いわゆるコツコツドカンの損が膨らんだ」など、自身の投資スタイルを要因に挙げた人がいました。ほかには「給与が下がり、設定していた毎月の投資金額が捻出できなくなり、積立を途中解約したが、返金なくマイナスに」「資金が欲しく現金化したため、理想通りに積立ができなかった」など資金との兼ね合い、「株価はあがったがNISAが下がったまま」と商品ごとの成果違いなど、さまざまな理由が挙げられました。

2023年の資産運用の展望も若い世代を中心に希望を持っている人が多い傾向に
コツコツ運用型、長期運用方針の人ほど楽観的

 2023年の資産運用の展望についても聞いたところ、全体では「希望が持てる」が10.6%、「やや希望が持てる」が35.9%と、半数近く(計46.6%)は期待できると感じられていることがわかりました。

 年代別でも、前問と同様に若い世代のほうが今後の資産運用をポジティブに捉えている傾向があり、特に20代では「希望が持てる」が16.8%、「やや希望が持てる」が43.5%で合計60.3%と、全体の数字よりも15ポイント近く高くなった一方、最も悲観的だった60代ではそれが計29.7%と20代お半分以下、全体より17ポイントも低くなりました。

 それぞれの理由では、まだまだ世界情勢の先行き不透明さや、国内の円安や物価高を挙げて不安視する人もいる中で、「14年間で培ったノウハウと先読み」「経験値が上がった」「長期で考えている」「積み立てることに意味がある」など、長期的な運用やそこに紐づく経験等から、自信を持って運用する人が、今後の運用への希望的な展望につながっている人も多くいました。

新しいNISA制度、58.0%が高評価。特に20代の7割以上が支持

 岸田内閣の「資産所得倍増プラン」の取り組みとして発表された、新しいNISA制度に対しては、「良い」「まあまあ良い」を合わせて6割近く(58.0%)が、新NISA制度を評価していることがわかりました。

 年代別では、20代は「良い」「まあまあ良い」合わせて7割以上(計71.2%)が高い評価です。他の世代よりも「わからない/制度の内容を知らない」の割合が低いこともあり、特に強い関心を持っているかもしれません。
 新NISAの評価理由は、多くの人が、年間投資上限の拡大や、非課税保有期間の無期限化、制度の恒久化といった変更点を評価しているいっぽう、「元手のお金が少なくて投資できない」「富裕層の優遇」「恩恵を受けられるのはお金が余っている人」というような悩みや印象を持っている人も見かけられました。

グローバルファイナンシャルスクール(GFS)について

資産形成の教育の浸透を目指す、金融オンラインスクールで、
月に1,000人が入学しています。業界最多の講座数を誇り、
生徒数は25,000人以上に伸長しました。(2023 年 1 月現在)
※投資商品の販売は一切ありません。

【校長のご紹介:市川雄一郎(いちかわゆういちろう)】

生活者目線の自由なトークが持ち味。物腰やわらかで明快な講義は、全国に多数のファンがいる。
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。一般社団法人資産運用検定協会理事長。
日本FP協会会員。日本FP学会会員。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。  
1969年生まれ。グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、金融機関の職員や顧客に対する講義や講演も行う。
「日本経済新聞」「日経ヴェリタス」「朝日新聞」「東洋経済」「週刊ダイヤモンド」などへの原稿執筆・コメント提供のほか、ラジオ日経・NHKなどのメディア出演も多数。
2022年12月にはNHKニュース7に出演。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221214/k10013922551000.html
主な著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え」(日本経済新聞出版)がある。
公式サイト:https://gfs-official.com/ 体験版講座:https://toushi-up.com/
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