2026年10月21日 22:00

「&ONDO」の歩み、2026 年秋冬新製品の開発ストーリーを公開

サーモスが展開するアパレル小物ブランドが誕生して 3 年、なぜ魔法びんメーカーが靴下を? 取扱店舗が 3 年で 1,500 店舗以上に、「&ONDO」がヒットした理由

 11月11日は「靴下の日」。2足の靴下を並べた形が「11 11」に見えることから、日本靴下協会が 1993年に制定した記念日です。「魔法びんのグローバル企業」として知られるサーモスは、2024年からアパレル小物ブランド「&ONDO(アンドオンド)」を展開しています。当初はオンライン・直営店など小規模からの販売をスタートしましたが、約3年で取扱店舗数は1,500店舗以上に拡大しています。今シーズンはリサイクルポリエステルを使用したサステナブルなリニューアルにも踏み切りました。今回は、「&ONDO」がなぜ靴下をはじめとするアパレル小物を展開しているのか、その3年間の歩みと開発時の苦労まで一挙にご紹介します。

&ONDO 誕生背景

 魔法びんのパイオニアであるサーモスは、真空断熱技術を通じて「温かさ」「冷たさ」といった“温度の心地よさ”を、これまで飲食シーンで提供してきました。この心地よさを衣服でも届けたいという思いから、生活の中で感じる「冷え」に着目し、アパレル小物ブランド「&ONDO」を 2024年9月に立ち上げ、誕生したのが“温度によるセルフケア”というコンセプトです。ブランド名の「&ONDO」には、温度セルフケアという新しい習慣を、日々の暮らしに“追加(&)する”という意味が込められています。

&ONDOの3年間のあゆみ

 2024年9月のブランド誕生からこれまでのあゆみを、一挙に公開します。

2024年9月(秋冬 1年目)
サーモスのアパレル小物ブランド「&ONDO」誕生

    

 魔法びんの真空断熱技術で培った「温度の心地よさ」を飲食シーンの外へ届けたいという思いから、「&ONDO」を立ち上げました。立ち上げ当初は靴下の知見がなかったメンバーも、靴下ソムリエの資格を取得するなど、知識を深めながら製品開発に取り組みました。そして、メインアイテム「起毛であったかルームソックス」には、サーモス独自の「極起毛」を採用するなど、独自の機能開発を実現しました。ハラマキやネックインナーは一部カラーが完売するなど、想定を超える反響がありました。

2025年9月(秋冬 2年目)
取扱店舗数が増加、足元ケアのラインアップがさらに充実

 2025年にも秋冬新製品を発売。ショート丈・レッグウォーマー・足首あったかビーズウォーマーなど、足元を温める製品のラインアップがさらに充実。人気の微起毛あったかハラマキには新色・新サイズを追加しました。また、立ち上げ年と比較して2年目には取扱店舗数が増加し、より多くの方に製品を手に取っていただけるようになりました。

2026年3月(春夏 初登場)
『COOL 遮熱 日傘』が異例のヒット

 

 これまで身体を温める秋冬製品を中心に展開してきましたが、2026年には初めて「涼しさ」をコンセプトとした春夏製品を発売しました。メイン製品となったのが、“まるで魔法びんのように涼しさ”を保つ、遮熱性の高い日傘です。近年の厳しい暑さを背景に、紫外線対策だけでなく、体感温度の上昇も抑える「高遮熱」の日傘を開発。試行錯誤を重ねながら、独自の技術を生かした製品開発に取り組みました。同年5月のポップアップイベントでは一部製品が5日間の会期中に完売するほどの人気となりました。さらに製品の発売から約3か月で今シーズン計画分の在庫が完売しました。

2026年9月(秋冬 3年目)
過去最大規模へ、そしてサステナブルへ

  

 新製品だけで13アイテム、春夏・秋冬製品あわせて24機種78アイテム※という過去最大規模のラインアップとなりました。取扱店舗数も2年目からさらに増え、立ち上げから3年で1,500店舗以上に拡大しています。同時に、ペットボトル由来のリサイクルポリエステルを採用したサステナブルなリニューアルにも踏み切りました。※2026年10月時点、サーモス公式オンラインショップでの&ONDO 製品 販売点数

26AW 新製品開発秘話:商品担当者インタビュー

 2026年秋冬新製品では、「極起毛ルームソックス」「起毛どこでもソックス」「レッグウォーマー」の3シリーズに、ペットボトル由来のリサイクルポリエステル素材を採用しました。ごみやCO2排出量の削減に貢献し、環境負荷の少ない原材料調達・製品開発を進めるという企業理念の実現に向けた取り組みです。開発を手がけた商品担当者・星野に話を聞きました。

 
◆最大の壁は“温かさと履き心地の両立”

 今回、リサイクルポリエステル素材を採用するに際し、シリーズ最大の特長である、“温かさと履き心地の両立”を実現することに最も苦労しました。従来素材との違いにより、開発は難航したものの、試行錯誤を重ね、環境に配慮しながらも確かな温かさと履き心地の両立を実現しました。

 このこだわりは、新作となる、“起毛どこでもソックス”にも取り入れております。天竺編地を採用し、温かさと履き心地を両立しながらも靴が着用可能となる絶妙な厚みへと調整。屋内だけでなく屋外まで、シームレスで快適にご着用いただけます。また、当社企業理念を体現した製品を、より多くのお客様に届けたいという思いから、一部製品のサステナブル素材への切り替えとパッケージ刷新を行いながらも、価格は据え置きといたしました。

   
新パッケージ
 
◆次の目標は「サステナビリティ推進」

 &ONDOは、26AW新製品を皮切りに、環境負荷を低減する地球に優しい原材料調達・製品開発を遂行してまいります。今回、極起毛ルームソックスシリーズを中心にリサイクルポリエステル素材へ刷新しました。今後は、&ONDOらしい切り口でバリエーションを拡充し、更なるサステナビリティ推進を目指してまいります3年目という節目に踏み出した、次フェーズへ向けた新たな挑戦に是非ご期待ください。

 

【商品企画担当者への取材が可能です】
■サーモス マーケティング部 商品戦略室 企画2課第2グループ 星野 晴己(&ONDO 商品企画担当者)

2025年入社。サーモス株式会社マーケティング部 商品戦略室に所属し、商品企画を担当。アパレル業界での商品開発経験を生かし、サーモスの保冷バッグやアパレル小物ブランド「&ONDO」の製品開発に従事。「COOL 遮熱 日傘」などの開発を手掛ける。