2025年大阪・関西万博「サーキュラーエコノミー研究所」に出展 ~プラスチックの価値ループをつなぐ取り組みを紹介~

 三菱ケミカルグループ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:筑本 学、以下「当社」)は、大阪・関西万博 EXPOメッセ屋内展示場「WASSE」南ホールにて2025年9月23日から9月29日までの7日間限定で開催される、経済産業省主催の体験型催事「サーキュラーエコノミー研究所」に出展することをお知らせします。本催事では、「科学漫画サバイバル」シリーズとコラボレーションし、循環経済(サーキュラーエコノミー)について楽しく学べる企画や展示が行われる予定です。

■展示内容
 当社は、「革新的なソリューションで、人、社会、そして地球の心地よさが続いていくKAITEKIの実現をリードする」というPurposeのもと、社会課題に最適なソリューションを提供し続け、素材の力でお客様を感動させる「グリーン・スペシャリティ企業」をめざしています。
 モビリティ、半導体・通信、食、メディカルといった幅広い分野でグローバルに事業を展開しているなかで、今回の展示では「プラスチックの価値ループをつないでいく」をテーマにいくつかの取り組みを紹介します。 

■開催情報

催事名称

「科学漫画サバイバル」シリーズとコラボ!
循環経済を楽しく学べる「サーキュラーエコノミー研究所」

開催期間

2025年9月23日(火)から9月29日(月)
開館10時から閉館20時まで(9月29日のみ閉館19時)

主催

経済産業省

協力

朝日新聞出版(「科学漫画サバイバル」シリーズ)

会場

大阪府・夢洲 大阪・関西万博会場内EXPOメッセ「WASSE」南ホール

当社展示概要

 

軽量性・衛生性・易加工性・意匠性などの特長で私たちの暮らしを支えているプラスチックは、循環利用できるたいせつな資源です。
当社グループがステークホルダーとともに展開しているプラスチックの価値ループをつなぐさまざまな取り組みをわかりやすく紹介します。

・飲料ボトルラベルの水平リサイクル ※㈱フジシールとの協業テーマ
・アクリル樹脂のケミカルリサイクル
・食品の品質保持を可能にするガスバリア性プラスチック
・クリンスイの浄水器
(詳細は下記展示紹介参照)

 

■展示紹介

飲料ボトルラベルの
水平リサイクル

【ラベルのリサイクルって、どうするの?】
ペットボトルのラベルは、同様のラベルへと再生できる「水平リサイクル」が可能です。協業先である㈱フジシールのインキ除去技術と、三菱ケミカルのラベル由来再生材をフィルム化する技術を活用し、回収、選別のノウハウを組み合わせることで、ラベルのリサイクルの仕組みづくりを推進しています。

今回の展示では、回収されたラベルから再生ラベルになるまでの流れを、実物を通してご紹介します。リサイクルの流れを実物(回収ラベル、粉砕サンプル、脱墨サンプル、再生ペレット、再生フィルム、再生ラベル)で紹介します。

アクリル樹脂の
ケミカルリサイクル

 

【なぜ、マイクロ波(熱)でリサイクルするの?】
ケミカルリサイクルとは、使用済みプラスチックを化学的に分解し、元の原料やモノマーに戻すことで、品質を損なうことなく新品同様の製品を繰り返し製造できる技術です。

三菱ケミカルでは、アクリル樹脂のケミカルリサイクルに「マイクロ波(熱)」を採用しています。これは、リサイクル対象物を内側から温める内部加熱のため、エネルギー効率が高く、従来の外部加熱方式より温暖化ガス(CO2)の排出量を抑えてリサイクルすることができます。
今回の展示では、ケミカルリサイクルの流れをサンプルとともにわかりやすくご紹介します。

食品の品質保持を可能にするガスバリア性
プラスチック

【ガスバリア性って、すごい!】
気体が透過しにくいガスバリア性プラスチックを使用することで、食品の賞味期限、消費期限を延ばし、食品廃棄物や廃棄プラスチックの削減につながります。

三菱ケミカルは、このガスバリア性プラスチックを活かし、食品包装材から化粧品、自動車のガソリンタンクまで、幅広い分野で社会に貢献しています。

今回の展示では、ガスバリア性能を「視覚」や「嗅覚」で体感できる展示をご用意。また、このガスバリア性プラスチックを使用したキョーラク㈱の「スポッとecoボトル」も展示します。食品ロス削減とリサイクル普及に貢献する革新的なボトル容器をぜひ手に取ってご体験ください。

クリンスイの浄水器

【浄水器で、ペットボトル削減!】
浄水器を活用して水道水をおいしく飲むライフスタイルは、使い捨てペットボトルの削減につながります。
クリンスイの浄水器は、独自の中空糸膜フィルターにより、活性炭では除去できない雑菌や微粒子、赤サビなどを取り除きつつ、水道水に含まれるおいしさにつながるミネラルは残します。
今回は、ポット型浄水器や、家庭で簡単に設置できる蛇口直結型浄水器、アンダーシンク型浄水カートリッジなどさまざまなタイプの浄水器をご紹介します。

当社は、さまざまなステークホルダーとともにサーキュラーコノミーの実現に貢献してまいります。

■参考 【経産省主催】 「科学漫画サバイバル」シリーズとコラボ!循環経済を楽しく学べる「サーキュラーエコノミー研究所」