現場の省人化、無人化を支える牽引ロボット ー 中西金属工業(株)

2021.6.16 13:20

ベアリング・リテーナーの専業メーカーの中西金属工業株式会社は、後ろに台車をつけて動かすことができる自動走行可能な牽引車を展示。
人が乗らずとも走行が可能な「自動バージョン」と、人が操作可能な「手動バージョン」との切り替えが可能な製品となる。最初にルート設定さえしえおけば、あとは現場の作業者がタブレットなどのボタン操作ひとつで、指定されたルートを走行することが可能。

物流現場では、人手不足問題がどんどん顕著になっており、深夜の夜間作業など人が集まりにくい状況で同製品のようなロボットを導入してもらうことで、日中は人が対応、夜間はロボットが作業という二軸で走れるよう物流現場を支える。

製品については、いちから設計を行い自社で開発。
物流製品は中国などから買い付けたりするメーカーが多い中で、自社でいちから設計することで、顧客の仕様にあわせて柔軟なカスタマイズを可能にしている。

コロナ禍においては、「なるべく人を減らしたいが、人が行うのと同じレベルの作業を行いたい」というお問い合わせが増加。物流の現場はどうしても人が行う作業が多いが、人じゃなくてもできる作業をロボットに任せることで、現場の省人化、無人化を図れるようにと開発を進めている。

今後コロナが落ち着いてくると、現場を離れていた人たちが戻り、物流倉庫や工場でかなり多くの混乱や変化が起こると予想。
それにあわせて、すぐに製品の紹介や導入ができるよう、在庫を用意し迅速な対応ができる体制を整えている。

また今後の注力商品としては、完全無人化を実現したフォークリフト「ロボフォーク」を掲げ、物流の省人化、無人化をサポートする。