搬送ロボットで庫内業務を柔軟に効率化 ― 株式会社Phoxter

2022.6.22 18:00

画像処理技術や自動搬送システムを手掛けるソリューションベンダーの株式会社Phoxter。

関西物流展では、倉庫や工場内の工程間搬送やピッキング作業の自動化に使われる搬送ロボットを展示。
棚の下に潜り込んで持ち上げて運ぶタイプの棚搬送ロボットやリフトアップ式ロボットと呼ばれる製品になる。

従来、倉庫エリアで作業者が庫内を歩き回り、商品を探してマニュアルピッキングしていたが、自動搬送ロボットを使うことで、作業者はピッキングステーションで作業を行い、そこに棚を直接搬送できるようになる。作業者は定位置で作業ができるようになることで、走行時間の削減やピッキング作業の効率化が図れるようになる。

ピッキング作業者の省人化になること以外にも、通路をロボットだけが走行することになるため、保管効率がアップする他、倉庫エリアに人が立ち入らなくなることで空調を使用しなくなり、省エネ化も期待できる。

業界全体として人手不足、省人化、業務効率化しなければならない中、従来の自動倉庫やマテハン機器に比べて、搬送ロボットは拡張性、柔軟性に優れているという。

同社は、棚搬送ロボットの他にも、保管効率を上げるような垂直方向にもアクセスできるロボットの提案を今後増やし、より柔軟な物流倉庫の運営に寄与することを目指す。