ドライバー不足に貢献「鉄道コンテナ輸送サービス」ー全国通運連盟・JR貨物

2024.4.10 12:00

公益社団法人全国通運連盟という鉄道利用運送事業者の業界団体と、JR貨物は共同ブースで出展。

2社が提供している鉄道コンテナ輸送サービスは、鉄道とトラックによる複合一貫輸送サービスで、JR貨物側で幹線輸送の部分を顧客の出荷口から貨物駅まで、また、その到着した駅から配達先までトラックで輸送する部分を鉄道利用運送事業者側が担う。

物流の2024年問題におけるトラックドライバー不足に対して、鉄道コンテナ輸送は一つの解決策として期待されている。
10tトラック65台分を一気に運ぶことができるため、65人分のドライバーが必要なところを一人の運転士で対応できるようになり、労働力不足に有効である。
また、昨年に国が発表した「物流革新緊急パッケージ」内でも、鉄道コンテナ輸送の輸送量を倍増するような方針も示されており、これから非常に伸びていく必要がある。

問題点としては、自然災害や大きな台風、大雨などの影響で線路が寸断されてしまうような輸送障害があるという点。
長期に渡って輸送ができなくなることがたまに発生しており、そこが大きなネックになっている。トラックや船による代行輸送体制を整備することで、その弱点をでできるだけ克服していくことが必要だと話す。