世界の人件費高騰に対する高い投資対効果で成長ーAutoStore System株式会社

2024.4.10 16:12

AutoStore System株式会社は、倉庫ロボットの力を活用した自動倉庫システム(ASRS)を提供しているノルウェー発の企業である。

2023年末時点において、日本で63システム、世界で1,400システム導入されており、特にヨーロッパとアメリカで加速度的に導入が進んでいる。

2024年問題に関して、同社では直接的なトラックドライバーに関連するソリューションを提供しているわけではないとしたうえで、
コロナがあけた後、各社、オペレーション面での雇用に変化が生じているとし、これまで週5日8時間の労働時間を確保できていた企業でも、フレキシブルな働き方が広がっているなか、採用と人のやりくりに難航しているとみている。

このような背景のもと、同社システムが欧米を中心にグローバルで1,400件導入されている理由は、人件費の高騰に起因しているという。

ここ10年で、オーストラリアも含めたヨーロッパ、アメリカでは人件費が高騰。
2022年度平均時給で、アメリカが40ドル、スイスが67ドル、ドイツ40ドル、同社母体のノルウェーも58ドルが平均時給になっており、日本のドル換算8ドルから9ドルに比べて高水準にあり、海外では、はるかに高い労働力を労働コストでオペレーションせざるを得ない状況にあり、結果、投資対効果の高いソリューションが選ばれるという。

日本の企業でもインフレを想定し、かつ2024年問題も踏まえた倉庫オペレーションリスクの高まりを見据えて同社製品の導入検討を行う企業に対し、十年後を見据えた倉庫スペースの効率化、確保を積極的に提案していくとしている。