重量物からEC対応まで、現場課題を解決する次世代ロボット ー Gaussy株式会社
2025.4.11 09:30
倉庫ロボットのサブスクリプションサービス『Roboware』を提供し、物流業界の自動化と効率化を支援するGaussy株式会社。
同社は、最新の物流ロボット3機種を展示した。目玉は1.5トンの重量物を運べるAMR「MAX」。当初は倉庫向けを想定していたが、製造業からの関心が高く、今後はマーケティング対象を拡大するという。1.5t級のAMRは国内ではまだ希少で、ハードウェアの強みが際立つ。
定番の「オムニソーター」は食品・冷凍業界と相性が良く、評価も高い。一方で、「もっと小型で価格競争力のあるものを」という声に応え、今回初披露したのが「ミニソーター」。初の国内展示で、2025年度から販売を開始する。
ミニソーターは1,200ピースの仕分け能力を持ち、既存機と同等の性能を維持しつつ、価格面での優位性を持つ。特にEC事業者に最適とされる。
ソフトウェア面では、自社開発の「STREAM」を用いることで、倉庫管理システム(WMS)の改修を不要にし、導入のハードルを下げている点も特徴だ。
設立3年目となるGaussyは、マーケットインの姿勢で現場課題の解決に取り組む。社会課題に向き合うロボットソリューション企業としての存在感を強めている。