環境に配慮した物流ソリューションを推進 ー 株式会社をくだ屋技研
2025.4.14 18:00
1934年創業の歴史を持ち、荷役運搬機械や環境機器の製造・販売を通じて、物流現場の効率化と安全性向上に貢献する株式会社をくだ屋技研。
油圧運搬機器の製造・販売を手がけるをくだ屋技研は、約500種類におよぶ標準機のラインナップに加え、近年は“専用機”と呼ばれるカスタマイズ製品の開発に注力している。現場ごとに異なる運搬の悩みや課題を丁寧に吸い上げ、それを解決する製品を設計・提供するのが同社の強みだ。
一般的なフォークタイプに加え、吊りジグなどの特殊用途に対応した機器も用意。食品・薬品分野やクリーンルームなど、より高度な環境対応が求められる物流現場でも活用されている。
また、環境への配慮も同社の大きなテーマだ。油圧機器に使用する作動油を、水をベースにした“水系作動液”に置き換えた製品を開発。環境汚染の原因となるオイルの排出を防ぎ、使用中も廃棄時も安全に扱えるのが特徴だ。この新たな機種は、国連が定める「世界水の日」である3月22日に合わせて販売を開始。現在はキャッチパレットトラックに限定されているが、今後は他の機種への展開も予定している。
「品質はもちろんのこと、お客様の困りごとを解決し、選ばれる会社を目指していきます」と語る同社。その姿勢は、環境と現場に寄り添うものづくりとして、物流業界で存在感を高めている。