ボルグワーナー、東アジアの大手自動車メーカーとハイブリッド車向けターボチャージャーに関する契約を締結
2025.8.8 17:30
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・人気SUVモデルに搭載予定の6Lエンジン用ターボチャージャーに関する契約
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・ハイブリッド車における燃費性能と過渡応答性を高めるウエストゲート式ターボチャージャー技術
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・長年にわたる顧客との良好なパートナーシップに基づく事業
革新的で持続可能なモビリティソリューションを提供するグローバル製品リーダーのボルグワーナー(NYSE:BWA/本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:ジョセフ・ファドゥール/Joseph Fadool)は、韓国市場向けの主にハイブリッド(HEV)SUV用1.6Lエンジンに採用されるターボチャージャーを供給する重要な契約を、東アジアの大手自動車メーカー(OEM)と締結しました。本契約は、同OEMへの18年間にわたるターボチャージャー供給実績に基づいており、ボルグワーナーが過給機技術のリーディングプロバイダーであることを改めて裏付けるものです。
今回採用された最新のウエストゲート式ターボチャージャー技術は、現代のハイブリッドパワートレインに求められる厳しい性能および効率要件を満たす設計となっています。堅牢なアクチュエーターと最適化されたウエストゲートバルブ構造により、幅広いエンジン負荷および走行条件下での精密なブースト制御が実現されます。その結果、過渡応答性の向上、スムーズな加速、快適なドライバビリティが得られます。
さらに、ターボチャージャーは高い熱耐久性と機械的強度を備えており、ハイブリッド車特有の厳しい使用条件、特に高温の排気環境にも対応する長期的な信頼性を確保しています。部品レベルでの設計最適化により、摩擦と熱損失を最小限に抑え、燃費の向上と排出ガスの低減に寄与しています。
生産は2027年より、ボルグワーナーの韓国・平沢(ピョンテク)工場で開始される予定です。これにより、現地市場における安定した供給体制とサポート体制を確保します。
ボルグワーナーの副社長兼ターボ・サーマルテクノロジーズの事業本部長であるフォルカー・ウェング博士は、「今回の受注は、当社が高性能かつ高効率なターボチャージャーを通じて、お客様の意欲的なHEV成長戦略を支援していることの証です。当社の先進的なウエストゲート式ターボチャージャー技術は、燃費性能と走行性能を両立させる鍵となっており、引き続き信頼されるパートナーとして貢献できることを誇りに思います」と述べています。
ボルグワーナーについて
ボルグワーナーは、130年以上にわたり、モビリティのイノベーションを成功に導く、変革的なグローバル製品リーダーであり続けています。すべての人にとってよりクリーンで健康的、かつ安全な未来を築くために、世界のeモビリティへの移行を加速させています。