ボルグワーナー、チェリー(奇瑞汽車)との協業を拡大し、 グローバル成長に向けて先進的な全輪駆動製品を供給へ

  • ・ボルグワーナーのトルク・オン・デマンド式メカニカルロック付トランスファーケースが、チェリーのピックアップトラックに採用予定
  • ・ボルグワーナーの第6世代クロスホイールドライブシステムが、チェリーのSUVに採用予定
  • ・チェリーとのパートナーシップは、同社の国内および海外市場での成長を支援

     

    革新的で持続可能なモビリティソリューションを提供するグローバル製品リーダーのボルグワーナー(NYSE:BWA/本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:ジョセフ・ファドゥール/Joseph Fadool)は、中国の自動車メーカーであるチェリー(Chery、奇瑞汽車)と複数の契約を締結し、トルク・オン・デマンド式メカニカルロック付トランスファーケース(Mlock TOD)および第6世代クロスホイールドライブ(XWD)システムを含む先進的な全輪駆動(AWD)技術を供給することを発表しました。量産開始は2027年に予定されており、両社のパートナーシップをさらに強化するものとなります。

    ボルグワーナーは、チェリーのピックアップトラック向けにMlock TODトランスファーケースを供給します。このトランスファーケースには、当社独自のHY-VO®ドライブラインチェーンが採用されており、高速走行時の効率を向上させています。また、2輪駆動ハイレンジ(2H)モードおよびオートモードに対応し、フルタイム4WDシステムと比べて舗装路での燃費を改善します。オートモードでは、安全性、ハンドリング、操縦安定性が向上します。さらに、メカニカルロックモード(4WDハイレンジロックおよび4WDローレンジロック)により、優れたオフロード性能、登坂能力、リカバリー性能を発揮します。

    加えて、ボルグワーナーはチェリーのSUVモデル向けに、最新の第6世代XWDシステムを供給します。この新世代XWDには、第6世代カップリングおよび第6世代電子制御式リミテッドスリップデフが採用されています。さらに、ボルグワーナー独自の特許技術であるモジュラーピストンポンプ、ブラシレスDCモーター、および高集積型コントローラーを統合し、重量・コスト・複雑性を削減しつつ、効率を大幅に向上させています。正確なリミテッドスリップ制御により優れた全輪駆動性能を発揮し、車両の安定性、ハンドリング、トラクション性能をさらに高めています。

    ルグワーナーの副社長でドライブトレイン・モールスシステムズ事業部長のイザベル・マッケンジーは、「チェリーとの協業は、ボルグワーナーの幅広い製品ポートフォリオと技術的専門性を活かし、同社の中国およびグローバル市場での成長を支援するものです」と述べています。

    ボルグワーナーについて
    ボルグワーナーは、130年以上にわたり、モビリティのイノベーションを成功に導く、変革的なグローバル製品リーダーであり続けています。すべての人にとってよりクリーンで健康的、かつ安全な未来を築くために、世界のeモビリティへの移行を加速させています。
    URL: https://www.borgwarner.com/home