【島根の観光案内書 春編】出雲神話の舞台を走り抜ける絶景のトロッコ列車「奥出雲おろち号」で春の島根を堪能!

今年も4月から走行開始!

島根県では、観光事業のテーマとして「美肌」「歴史・文化」「自然」「伝統」を掲げ、首都圏を中心にPRを実施しています。本資料「しまねの観光案内書 春編」では、春の島根県の魅力の他、島根県の最新情報をご紹介いたします。

【奥出雲おろち号とは?】


島根県の宍道駅から広島県の備後落合駅までを結ぶ全長81.9キロのローカル線「木次線」の観光列車。4月から11月下旬までの金・土・日・祝日限定で木次駅~備後落合駅を1日1往復運行。外観は青と白と星で彩られ、3両編成で、1両目のディーゼル機関車が2両の列車を引っ張っています。最後尾の車両はトロッコ風に改造されており、木製の椅子・机のレトロな雰囲気で、窓ガラスもなく開放的です。

お楽しみポイント


★奥出雲の味覚が堪能できる駅&車内グルメ!
観光列車の楽しみといえば、駅や車内で購入できるグルメ。
「奥出雲おろち号」では、そば弁当や和牛弁当をはじめ、グルメ、スイーツを車内で購入できます。駅ごとに入れ替わりで乗り込んでくる車内販売から停車駅にて窓越しに販売するものまで、購入方法もさまざま。予約しないと購入できない人気商品も多数あるのでお見逃しなく。
車内販売:http://www.hiikawa-summit.info/orochi/
※新型コロナウィルス感染対策のため、本年の車内販売は現在検討中です

★鉄道好きには垂涎もの!三段スイッチバック
出雲坂根~三井野原間の急斜面を通過するための仕掛けである三段式スイッチバイク。列車が進行方向を2回変えながら坂を上っていきます。この三段式スイッチバイクは、国内でも珍しいため、鉄道好きの方が訪れる人気スポットでもあります。通過前後は日本最大規模の二重ループ方式の道路「奥出雲おろちループ」と真っ赤な「三井野大橋」が現れ、フォトジェニックなスポットとして人気です。

沿線の見どころ


■亀嵩駅
松本清張の「砂の器」という作品で、物語のカギとなるエリア。駅に併設されている蕎麦屋は昭和48年創業の老舗で奥出雲の名物店。「奥出雲おろち号」乗車客に向けても人気の「そば弁当」として販売しています。
蕎麦屋:https://www.kamedakesoba.jp/

■出雲坂根駅
停車時間が長いため、「奥出雲おろち号」乗車客も降りることができる駅です。この駅では、島根県名水百選にも選ばれた「延命水」と呼ばれる湧水を汲むことができます。冬暖かく、夏には冷たいこの水は、言い伝えによると、昔、寿命100年をこえたと思われる古狸が好み飲用したことから命名されたと言い伝えられています。
併設している道の駅「延命の里」の売店では焼き鳥(1本120円)が人気。炭火で焼かれた鶏肉と、秘伝のたれの相性が抜群です。

■下久野トンネル
全長2,241m木次線最長トンネル。トンネルを通過する際に車内天井の“ヤマタノオロチのイルミネーション”が色を変えながら点灯します。トンネル内走行音が、神話に登場するヤマタノオロチの鳴き声に聞こえてくるかもしれません。

■三井野原駅
JR西日本の駅の中で最も標高の高い駅(727m)。駅には「高天原(たかまがはら)」という、日本神話にまつわる愛称がつけられています。