金城学院大学 コロナの影響で収入を失くしたカンボジア女性を支えるべく クラウドファンディングによる緊急支援プロジェクト始動!
金城学院大学 国際情報学部 佐藤奈穂ゼミ アクセサリーブランド 「DIAGIRL〜親愛なる、すべての女のコたちへ~」
2020.6.25 15:00
金城学院大学(名古屋市守山区)国際情報学部佐藤奈穂ゼミの学生が展開しているアクセサリーブランド「DIAGIRL(ディアガール)〜親愛なる、すべての女のコたちへ~」は、6月25日(木)より、新型コロナウイルスの影響で収入を断たれたカンボジア女性たちを支えるべく、緊急支援プロジェクトを始動いたします。
「DIAGIRL」は、「“カワイイ”で私がかわる、世界をかえる」をコンセプトに、本学の学生とカンボジアの女性たちが一緒に創りあげるアクセサリーブランドです。学生がデザインしたアクセサリーを、カンボジア女性たちと共に製作し、日本で販売した収益を現地の女性たちに還元しています。
コロナウイルスの影響で、カンボジアのシェムリアップの観光産業は壊滅的な状況にあります。DIAGIRLが活動する農村はシェムリアップ郊外に位置し、共に活動を行う女性たちも、みな何の補償もないまま失業し、毎日の食事もままならない状況が続いています。本年度は、現地への渡航も叶わない中、「今、私たちにできることは何なのか?」と現役生、OGとともに議論を重ね、彼女たちに緊急支援金を届ける、というプロジェクトを立ち上げました。
外国人観光客が戻る見通しの全く立たない中、DIAGIRLでは今年度1年を通して3回の緊急支援金を届ける予定です。
第1回目の支援として、現役生とOGで寄付金を出し合い30万円を準備し、5月上旬に16名の女性に1人当たり約17,000円を届けました。これは彼女たちが普段1ヶ月働いて得られる月収とほぼ同じ金額です。
今回の企画は2回目の支援として、一般の方からのご協力をお願いするべく、クラウドファンディングを立ち上げました。
ご支援のリターンには、カンボジアの地元商店の応援につながる“カンボジア土産”、そしてDIAGIRLの復刻版のアクセサリーやポーチなども取り揃えています。
以下のクラウドファンディングサイトでは、今回のプロジェクトの詳細をご紹介しております。
クラウドファンディングサイト:
https://camp-fire.jp/projects/view/287992
カンボジア女性と学生の集合写真
DIAGIRLについて
DIAGIRL(ディアガール)は「“カワイイ”で私がかわる、世界をかえる」をコンセプトに2015年よりエシカル・アクセサリーブランドとして活動を展開しています。
従来の国際協力のような「先進国」が「途上国」に一方的に支援するのではなく,お互いに成長し合うこと,そして「誰かの役に立てる幸せの連鎖」を女性たちで繋いでいくことを目指して活動をしています。
2019年7月6日(土)に東京で開催された、全国各地で活動する学生団体・サークル・部活動を表彰する「第5回 学生団体総選挙」において、1,178もの参加団体の中から「総合グランプリ」を受賞しています。
今年度のアクセサリー制作
「コロナに負けない!」女子大生と女子高生が手を取り合い、カンボジアの女性とその子供たちの暮らしを支援する!
これまで夏休みにカンボジアへ渡航し、現地でアクセサリー制作を行なってきましたが、今年は現地への渡航が叶いません。しかし、今年もアクセサリーの制作と販売を行い、その収益を第3回目の緊急支援として現地の女性たちに届ける予定です。アクセサリーの制作には、カンボジアの女性たちに代わって、地元、愛知県の女子高校生(光ヶ丘女子高等学校国際教養科と安城高等学校生活文化科の生徒)にボランティアとして参加してもらう予定です。国際協力に関心のある高校生と手芸を得意とする高校生という強力な助っ人とともに、プロジェクトの成功を目指します!
今年の活動が始まった4月以降、11人のメンバーは一度も全員で集まったことがありません。たくさんの制約はありますが、決して弱音を吐きません。コロナに負けません!みんなの力で成功してみせます!!
今回のプロジェクトに対する学生のコメント
“新型コロナウイルスで世界中が大変な状況にありますが、こんな状況だからこそ、お互いが思いやる心を持ち、誰かの役に立つ幸せを感じられたら素敵だと感じています。そして、その幸せを少しでも多くの方に共有していただきたいと思っています”
DIAGIRL 2020年度メンバー(11名)
ご参考
DIAGIRLの活動目的
DIAGIRLが掲げる3つの目的は、(1)新たな「国際協力」のあり方を模索・実践していくこと、(2)「大量生産・大量消費」の構造を変えていくこと。そして、(3)私たち自身と世界中の女のコが輝くこと。
(1) 新たな「国際協力」のあり方を模索・実践していくこと
①「国際協力」をもっとオシャレに。
金城学院大学の女子大生が運営する DIAGIRLは、「オシャレでカワイイ」にこだわり、これまでの国際協力の活動に、新しい風を吹かせている。「オシャレでカワイイ」ことで、より多くの人に、この活動に関わり参加してもらうことを目指す。
②「先進国」から「途上国」へという構図を超えて。
このような中、DIAGIRLが目指す新しい「国際協力」とは、先進国から途上国という枠組みを取り払い、一方的な支援ではなく、双方的な関係をつくり、そして更に双方向にとどまらない網目のような広がりを創ることを目指す。
③「誰かの役に立てる幸せ」の連鎖を創る。
つまり、私たちがカンボジアの女のコたちの役に立ち、カンボジアの女のコたちが、日本の女のコの役に立つ。またその女のコが誰かの役に立つ。DIAGIRLは世界中のすべての女のコが「誰かの役に立てる幸せ」を得られる、その連鎖を広げていくことを目的としている。
(2)「大量生産・大量消費」の構造を変えていく
「安い」「カワイイ」という当たり前の要素に加え、背景に価値のあるものを買うことが“カッコイイ”と思える社会、社会貢献が日常の一部になる社会を目指す。
(3)私たち自身と世界中の女のコが輝くとこ
毎日が淡々と過ぎる学生生活。自分自身が変わりたい。誰かの役に立ちたい。そして、カンボジアの女のコが、さらに世界中の女のコが、今より少し幸せになって輝ける未来を目指す。
ブランド名「DIAGIRL〜親愛なる、すべての女のコたちへ〜」は、世界中の女のコが 「Dear, Girl」と誰かに呼びかけることを表している。世界中の女のコたちが、自分以外の誰かの役に立てる幸せを実感していくこと。その幸せの連鎖が網目のように広がっていくこと。そして、それぞれの女のコがその網の目になり、自ら誰かに幸せを発信して輝いていくこと。それがDIAGIRLの掲げる夢である。
団体ホームページURL
https://shinaidiagirl.wixsite.com/diagirl-2015
団体FacebookページのURL
https://www.facebook.com/Diagirl-親愛なるすべての女のコたちへ -429792180550934/?fref=ts