安心した生活を送るために大切な「きこえのケア」

70歳代になると、男性で5-6人に1人、女性で10人に1人程度が、日常生活に不便を感じる程度の難聴に。

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2022.10.14 11:00

補聴器の普及促進を行う一般社団法人 日本補聴器工業会は、2022年9月16日(金)に、プレスセミナー「きこえのケアを広めて会話を健やかに」を開催しました。

プレスセミナーでは、成沢理事長よりご挨拶の後、愛知医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 特任教授 内田育恵先生と、司会者・エッセイストなどマルチに活躍されている楠田枝里子さんによるトークセッションを開催。
高齢者にとっての「聞こえのケア」の大切さや、「聞こえのケア」によって得られる効果等について話をしました。


一般社団法人日本補聴器工業会 理事長 成沢良幸さん

内田育恵先生と楠田枝里子さんによるトークセッションでは、
楠田枝里子さんより、「私にとって、補聴器は、とても身近なもの。私ももう高齢者ですので、メガネなしでは新聞も読めません。老眼鏡と同じように、いずれ補聴器を使う日が、訪れるでしょう。補聴器は私にとって、人間の生活を便利に豊かにしてくれる、すばらしい発明品ですね。」と語りました。


楠田枝里子さん

また、内田育恵先生は、「そもそも「難聴」とは、音や言葉が聞き取りにくいことをいいます。その中でも年齢とともに聞こえにくさを感じる難聴を老人性難聴、または加齢性難聴と言います。聴力の低下は高音域から起こりますが、会話を構成する音の音域は比較的高齢になるまで保たれます。年を重ね70歳代になると、男性で5-6人に1人、女性で10人に1人程度の方が日常生活に不便を感じる程度の難聴になると言われています。同年代でも男性のほうが、女性に比べて聴力が悪い傾向があります。耳が聞こえにくくなってくると聞き返すことに引け目を感じ、コミュニケーションを取ることを避ける方がいらっしゃいます。
聞き取りに自信がないと、自分から話し掛けることすら消極的になり、「うつ」や「社会的孤立」といったメンタル面の不調に結びつくとも考えられています。
周囲とのコミュニケーションを取って安心した生活を送るためには「きこえのケア」がとても重要になってきます。」と語りました。


愛知医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 特任教授 内田育恵さん

【ダイジェスト版】プレスセミナー映像