2020 年度入学者「法学部」カリキュラム改正

専修大学 140 年の歴史を誇る法学部 学生が目指す将来に応じて柔軟に対応する 12 種類の履修モデルを設置!

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2019.7.3 00:00

専修大学(住所:東京都千代田区、学長:佐々木重人)法学部では、学生の多様なニーズへの対応と、コース変更時の不利益の解消を目的に、2020年4月入学者よりカリキュラム改正をします。
従来の法学部では、「法律学科」「政治学科」による 2 学科 6 コース制でした。その中で「法律学科」の 3 コースのみコース制を廃止し、履修モデル制を導入します。これにより、本学法学部は 2 学科 12 履修モデル制・3コース制となります。
「法律学科」では4つのモデル(法律専門職モデル、公務員モデル、企業法務モデル、研究・教育モデル)に分類される、合計 12 の履修モデルを設け、学生はそれぞれのモデルの推奨科目と準推奨科目を参考に、志望や関心に応じて自由に専門科目を選択して学修できます。
今後、本学では来る 2020 年 4 月 140 周年プロジェクト完遂に向け、さらに学びの力を強くするべく本学の大学改革を一層加速していく所存です。

概要

専修大学法学部カリキュラム改正

法律学科のカリキュラム改正

<従来のコース編成>(2 学科6 コース制)
学部 学科 コース
法律 法律総合
企業法務
公共法務

 

<2020 年度からの新モデル>(2 学科12 モデル・3 コース制)
学部 学科 履修モデル
法律 1.法律専門職モデル 1.法曹モデル
2.行政書士モデル
3.租税法務モデル
2.公務員モデル 4.国家公務員・地方公務員モデル
5.警察官・消防官モデル
6.裁判所事務官モデル
3.企業法務モデル 7.一般ビジネス法務モデル
8.金融ビジネス法務モデル
9.不動産・建設ビジネス法務モデル
4.研究・教育モデル 10.外国の法と法の歴史モデル
11.国際関係法モデル
12.教職モデル

 

政治学科のカリキュラム改正

<従来のコース編成>(2 学科6 コース制)
学部 学科 コース
政治 政治理論・歴史
国際政治・地域
日本政治・政策
<2020 年度からの新モデル>(2 学科12 モデル・3 コース制)
学部 学科 コース
政治 政治理論・歴史
国際政治・地域
日本政治・政策

 

法学部カリキュラム改正概要

・従来の 2 学科 6 コース制から 2 学科 12 履修モデル制・3 コース制へと移行。(法律学科の 3 コース制は廃止)
・入学定員は 697 人を予定。
・神田キャンパスにて開講。
・法律学科の 12 の新履修モデルではそれぞれ履修系統図を示すことで、専門科目を基礎から応用・発展的内容へ段階的に学ぶことができる。
・コース変更時に起こっていた不利益がないよう、卒業単位を取得することが可能。
・法科大学院や大学院に進学する学生を対象に、大学法学部 3 年+大学院 2 年の計 5 年で終了することが可能になる「3 年次卒業制度」を設置し、優秀な学生が短期間で高度な専門的知識を獲得することを目指す。

改正される法律学科新モデルの詳細

法律専門職モデル(①法曹モデル、②行政書士モデル、③租税法務モデル)

法律専門職モデルは、①弁護士や検察官、裁判官といった法曹や司法書士、②行政書士、③公認会計士、税理士、国税専門官といった租税法務のスペシャリストを目指す学生向けの3つの履修モデルからなり、それぞれの法律専門職に必要な法的知識と関連する分野の専門知識を学ぶことができます。

育成する人材像

人間の尊厳を大切にし、豊かな人権感覚をもって様々な問題に取り組み、最適な解決へと導くことができるような専門知識とリーガルマインドを身につけている法律専門職を育成します。

卒業後の進路例

弁護士、検察官、裁判官、司法書士、行政書士、公認会計士、税理士、国税専門官 等

公務員モデル(①国家公務員・地方公務員モデル、②警察官・消防官モデル、③裁判所事務官モデル)

公務員モデルは、①国家公務員、地方公務員、検察事務官、衆議院・参議院事務局職員等、②警察官、消防官、③裁判所事務官を目指す学生向けの3つの履修モデルからなり、それぞれの職種に必要な法的知識と関連する分野の専門知識を学ぶことができます。

育成する人材像

法律学を体系的に理解し、かつ、個別の専門的な知識を修得して、公務員という立場から、豊かな人権感覚をもって様々な問題に取り組み、最適な問題解決へと導くことができる人材を育成します。

卒業後の進路例

公務員、検察事務官、衆議院・参議院事務局職員、警察官、消防官、裁判所事務官 等

企業法務モデル(①一般ビジネス法務モデル、②金融ビジネス法務モデル、③不動産・建設ビジネス法務モデル)

企業法務モデルは、①一般ビジネス業界、②金融業界、③不動産・建設業界を目指す学生向けの3つの履修モデルからなり、それぞれの業種に必要な法的知識と関連する分野の専門知識を学ぶことができます。また、一般ビジネス法務モデルは、経済社会と法の関係を学びたい学生にも有益です。

育成する人材像

法律学を体系的に理解し、かつ、個別の専門的な知識を修得して、企業法務分野を含む社会のあらゆる分野において主体的に問題を発見・分析し、最適な問題解決へと導くことができる人材を育成します。

卒業後の進路例

金融業界、宅地建物取引士、不動産鑑定士 等

研究・教育モデル(①外国の法と法の歴史モデル、②国際関係法モデル、③教職モデル)

研究・教育モデルは、①外国の法と法の歴史に関心を持つ学生、②国際関係をめぐる法と政治を学びたい学生や、国際機関の職員を目指す学生、③中学社会科、高校地理歴史科・公民科の教員を目指す学生向けの3つの履修モデルからなり、それぞれの職種に必要な法的知識と関連する分野の専門知識を学ぶことができます。

育成する人材像

法律学を体系的に理解し、かつ、個別の専門的な知識を修得して、自己の専門分野から、豊かな人権感覚をもって様々な問題に取り組み、人間社会の維持可能な発展のために貢献できる人材を育成します。

卒業後の進路例

研究者、国際機関、NGO職員、中学・高等学校教員 等

法学部 学部長 森川 幸一(もりかわ・こういち)教授コメント

法学部というと、法曹(裁判官・検察官・弁護士)になるための学問を修めるところというイメージがありますが、法は社会のいたるところで私たちの生活に関わっており、法を学ぶことで役に立てる職業も多種多様です。法律学科の履修モデル制は、学生のみなさんの多種多様な将来目標に対応し、個々人の将来目標や興味関心に応じた体系的・効果的な学びの道筋を提供することで、皆さんの夢の実現をサポートします。

本件に関する問い合わせ先

理事長室 広報課 担当:小川・佐野
TEL:03(3265)5819 FAX:03(3265)0779
E-mail:koho@acc.senshu-u.ac.jp