日本観光振興協会 2019 年2月連休の観光予報

PR TODAY

2019.2.1 00:00

リニア中央新幹線の期待に沸く名古屋の近年における宿泊動向

平成 31 年 2 月 1 日
公益社団法人 日本観光振興協会
観光予報プラットフォーム推進チーム
担当:森岡・全
TEL:03-6435-8333

2019年2月連休の観光予報

2018 年 1 月 21 日現在にみる 2019 年2月連休(2月9日~2月 10 日)の観光予報は、札幌、山形でかなり混雑、名古屋、大阪、福岡で混雑が予想されています。また、小樽、長崎、那覇でもやや混雑が予想されています。

※混雑率は、観光庁の宿泊旅行調査統計の稼働率を参考に設定しています。

【東日本】

【西日本】

※増減率(対前年):宿泊予想数/前年の宿泊実績数(データ取得方法を変更した過渡期にて、増減率の振れ幅が大きく出る場合がございます。引き続き推計精度の向上に努めてまいります。)
※2018 年 3 月以降は見直しを行った推計方法による推計値を用いています。このため過去との比較においては、異なる推計方法で算定した推計値との比較となっています。

期待に沸く名古屋の近年における宿泊動向

2027 年の開業を目指し、2014 年に着工されたリニア中央新幹線

リニア中央新幹線は、2027 年の開業(品川~名古屋間)を目指し、2014 年に着工されました。2027 時点の終点駅となる名古屋では、名古屋駅周辺地区での多くの再開発事業が進み、レゴランドジャパン・金シャチ横丁など、新たな観光・レジャー施設もオープンしています。リニア中央新幹線の開業を期待する名古屋の宿泊動向はどのように変化しているのか、観光予報プラットフォームで見てみます。


【金シャチ横丁】

2014 年 12 月のリニア中央新幹線の着工(国土交通省認可は、同年 10 月)以降、名古屋駅周辺地区では、大規模な業務・商業ビルの建設、観光・レジャー施設のオープンが相次いでいます。名古屋駅周辺地区を含む名古屋市の宿泊需要は、堅調な伸びを示しています。

【名古屋市の月別宿泊者数の推移、名古屋駅周辺地区の開発概況と観光・レジャー施設の開業状況】

年別でみると、2014 年~2015 年と、2016年~2017 年に宿泊者数は大きな伸びを示しています。2014 年~2015 年は、約 10%の伸びが見られ、宿泊者数は 106 万人増加しています。
2016年~2017年は、約9%の伸びが見られ、宿泊者数は 106 万人増加しています。

【名古屋市の年別宿泊者数の推移】

宿泊者の居住地については、2013 年と 2018年を比べると、関東圏の都道府県からの来訪が上位を占めるようになっています。全体のシェア率も、関東圏は 43%から 44%へとやや上昇しています。

【名古屋市の宿泊者の居住地分布の推移】

名古屋市における区別の宿泊者数の年別推移は、右図に示す通りです。名古屋市の宿泊者数は、中村区と中区で市全体の約 95%を占めています。中区(栄周辺)では、増減を繰り返し、微増であるのに対し、中村区(名古屋駅周辺)では、大きく増加しています。

【名古屋市区別の年別宿泊者数の推移】

 

2013 年から 2018 年までの区別の増減率は、右図の通りです。リニア中央新幹線の駅ができ、多くの再開発が進む名古屋駅周辺が位置する中村区では、増加率が高くなっています。
その他、金シャチ横丁が開業した名古屋城の近隣ホテルが立地する西区、レゴランドが立地する港区でも総数は多くはないもの増加の傾向が見られます。

【名古屋市区別の宿泊者数の増減率(2013 年/2018 年)】

 


データ更新日:2019 年1月 21 日

※3月より、見直しを行った推計方法にて算定した推計値を掲載しています。
※データ数が少ないために発生する過度な偏りが見られる地域は、比率表示をしていません。


データ更新日:2019 年 1 月 21 日

※3月より、見直しを行った推計方法にて算定した推計値を掲載しています。
※データ数が少ないために発生する過度な偏りが見られる地域は、比率表示をしていません。


観光予報プラットフォームでは、より精度の高い宿泊データの提供に向け、宿泊取り扱いデータ数の拡充を宿泊取り扱い事業者様の協力を得るべく取り組んでいます。2017 年 11 月からは、これまでに比べ 3 割増とデータ量を増やし、提供しています。また、広域行政圏などの広域エリアで観光振興に取組む DMO などの支援などを目的に、最大 10 市区町村(県域を越えても設定可)での集計を可能とします。皆様の地域戦略へご活用ください。


※上記プランは全て税別表記。地域の対象は自治体・観光協会・DMO が対象。日本観光振興協会 正会員は1割引。


観光予報プラットフォームでは、日本全体の宿泊データのうち、1 億 2200 万泊以上(2018 年 12 月末現在)のサンプリングデータ(店頭、国内ネット販売、海外向けサイトの販売)を抽出し、宿泊者数実績、予測データを算出しています。データは都道府県または市区町村単位でご利用いただけます。ご利用可能なデータについては、下記宿泊データ・宿泊予報データの他、それらを活用した集計プラン(エリア指定、任意項目のクロス集計データ等)や地域加工データ(宿泊データより細かく集計した詳細データ等例:市区町村別平均宿泊料の集計・属性分析・来訪者ランキング等)をご提供しています。お気軽にご相談ください。

観光予報プラットフォームとは、2013 年 1 月 1 日以降の約 1 億2200 万泊(2018 年 12 月末現在)の旅行、宿泊関連の実績データと現在から 6 か月先までの予約状況、および中央省庁、自治体、観光関係組織・団、民間企業が公開または保有している観光に有効なデータを元に、「地域事業者や施策を計画する方」に「事業に有効な最新データ」を多言語で提供するプラットフォームです。地域活性化に関する施策を検討する際、下記のような課題・問題に直面したことはございませんでしょうか?

・地域のプロモーションターゲットをどのように決めれば良いかわからない。
・施策の KPI を出す基準となる情報がない。
・所有しているデータのみで本当に施策の検討が可能なのかわからない。
・観光に関する沢山の情報をもとにサービス構築し、検証したい。

観光予報プラットフォームは、根拠ある施策立案を行うための宿泊とそれに関連する有効なデータをご提供します。

国内外からの宿泊
ビッグデータを基軸に構築
日本全体の宿泊実績データの中から、約 1 億 2200 万泊(2018 年 12 月末現在)匿名加工情報データ(旅行会社店頭、日本語ネット販売、外国語ネット販売)を元に、宿泊者数の実績、予測データを算出しています。
2 週間毎に約 100~300 万泊
のデータを追加投入
宿泊実績データ・予約データは、2週間毎に追加しています。追加データ量は、更新毎に 100~300 万泊追加され、常に最新のデータを提供しています。
約 59 万件以上の
地域資源データを収録
「見る」、「食べる」、「泊まる」など、利用者目線でカテゴライズした観光資源データを提供しています。特に訪日外国人へのサービス向上に資するデータを日本全国で網羅しています。

 

観光予報プラットフォームで提供しているデータ、及び NEWS RELEASE に掲載しているデータは、日本全体の宿泊実績データのうち約 1 億 2200 万泊(2018 年 12 月末現在)のサンプリングデータ(店頭、国内ネット販売、海外向けサイトの販売)を抽出し、宿泊者数の実績、予測データを独自の方法で推計しているデータです。このため、他の機関が提供している宿泊者数とは異なる可能性があります。また、当該データを利用し、利用者等が直接的または間接的に被った一切の損害・損失・不利益等について、いかなる責任も負わないものとします。

お問い合わせ

【観光予報プラットフォーム推進協議会】
公益社団法人 日本観光振興協会・株式会社 JTB・株式会社 百戦錬磨
株式会社 オープントーン・ KNT-CTホールディングス株式会社・株式会社 日本旅行
事務局:公益社団法人 日本観光振興協会 観光情報課 観光予報プラットフォーム推進チーム
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-1-1 虎の門三丁目ビルディング
TEL : 03-6435-8335 E-mail : kankouyohou@nihon-kankou.or.jp