専修大学経営学部 教授 馬塲 杉夫 『なぜ組織は個を活かせないのか』を発刊
2019.11.29 00:00
専修大学(所在地:東京都千代田区、学長:佐々木 重人、以下本学)経営学部 教授 馬塲 杉夫は、この度『なぜ組織は個を活かせないのか』(中央経済社)を発刊いたしました。
個(人)の強みを活かす必要性を感じている組織は少なくありません。これは、企業の利益の源泉は個の働きに依存しているためです。しかし、個を活かせていない原因を正しく分析・認識できている組織は非常に少ないと考えられます。
本書では、これまでなされてきた個を活かすためのディスカッションを整理しながら、変化の時代に、なぜ個を活かすことができないのか、その原因を明らかにするとともに、個の強みを生かすことによって、組織が存続していくことに向けた視座を提供しています。
個を活かしたいマネージャーや自らを活かしたいビジネスパーソンに最適な一冊です。
書籍概要
書籍名 | なぜ組織は個を活かせないのか |
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著者 | 馬塲 杉夫 (ばば すぎお) 専修大学経営学部ビジネスデザイン学科 教授 |
出版社 | 中央経済社 判型 : A5 版/228 ページ |
定価 | 2,970 円(税込) 発売日:2019 年 11 月 2 日 |
目次
はじめに | 単に個を活かせばよいということではない |
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第Ⅰ部 | 問題提起と深耕 |
第1章 | これまでも個を活かす議論は行われてきた |
第2章 | 個の時代の到来:個は活かさなければならない |
第3章 | 個の主体性を活かす方法の本質:機会を与える |
第4章 | 変化する組織化の意義と求められる組織の力 |
第5章 | 組織の中で期待に応えられない個人:個は活かされていない |
第Ⅱ部 | 問題の特定 |
第6章 | 直面する 3 つの壁 |
第7章 | 自己の壁 |
第8章 | 組織の壁 |
第9章 | 市場の壁 |
第Ⅲ部 | 解決に向けて |
第10章 | 3 つの壁への対処方法 |
終章 | 結論:第Ⅲ部のまとめにかえて |
著者略歴
1966 年東京都生まれ。1989 年慶應義塾大学商学部卒。1995 年同大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(商学)。1995 年専修大学経営学部講師、2003 年より同大学経営学部教授。[専門]:戦略経営論
著者からのコメント
30年余に渡って行われた、組織の存続に向けて求められる従業員の行動に関するフィールドスタディの成果。個が活かされていない、あるいは自身が活かされていない状況を体系的に理解し、現状打破に向けた気付きが得られるでしょう。