“ショッピング×アート”で梅雨シーズンをもっと楽しく 湘南ならではのアートをめぐる「テラスアート2022」Vol.1が開催スタート

一般公募の展示企画「テラスアート湘南アワード」も応募受付中

 テラスモール湘南(神奈川県藤沢市/運営:住商アーバン開発株式会社)は、街にひらかれた小さくてユニークなミュージアムをつくるThe Chain Museumとの共同企画として、湘南の「人・自然・地域」に焦点をあて、厳選されたアーティストによって生み出されたアート作品を館内に展示するプロジェクト「テラスアート2022」<Vo.1>を2022年4月29日(金)から開催しています。

 現在展示されているアートはアーティスト自身が湘南の街歩きを通じて得たインスピレーションを作品化した「リサーチプロジェクト」、鑑賞者が作品に参加することで作品が完成する参加型アート「コミュニケーションプロジェクト」の2種類。(詳細は以下を参照)
 湘南エリア最大級の商業施設である「テラスモール湘南」でのショッピングの合間に、アーティストが肌で感じた「湘南」の姿を表現したアート作品を楽しむことができます。梅雨シーズンにおいても屋内でたっぷりお楽しみいただける期間限定イベントとなっております。

また、今回は初の試みとして自然と共生する新しい価値・文化を発信し、次世代を担うアーティストの発掘を目的とした一般公募型企画「テラスアート湘南アワード」も開催。2022年6月13日(月)まで作品の募集を行い、プロフェッショナルで構成する審査員により選出された「グランプリ・準グランプリ」を受賞した作品が2022年10月1日(土)から館内に展示されます。

「テラスアート 2022」 開催概要

●イベント名:テラスモール湘南「テラスアート2022」
https://shonan.terracemall.com/terrace_art_2022/

●開催期間:3タームに分けて異なるアートを展示
<Vo.1>2022年4月29日(金)~7月19日(火)
参加作家名:石﨑朝子 / 嘉 春佳
<Vo.2>2022年7月20日(水)~9月30日(金)
参加作家名: 柴田まお / 金子未弥
<Vo.3>2022年10月1日(土)~12月25日(日)
参加作家名: 赤松加奈 / 李 知恩

●実施内容:それぞれの期間ごとに2つのテーマを設定
<リサーチPJ>
アーティスト自身が湘南周辺をリサーチし、湘南エリアならではのサイトスペシフィックな作品を制作

<コミュニケーションPJ>
アートプログラムを通じて、テラスモール湘南のお客様とコミュニケーションの場を創出する作品を制作

「テラスアート 2022」 Vol.1 展示中の作品詳細 <リサーチPJ

●プロフィール
< アーティスト:石﨑朝子(ISHZAKI ASAKO)>

武蔵野美術大学彫刻学科卒業、東京都在住。
都市の景観や日常のリアリティからインスピレーションを得て、彫刻作品として具現化するアーティスト。路上に面して展開されるグラフィティに焦点を当てた作品で知られる。作家曰く「面(めん)」を上空の鳥からの俯瞰した地上の線、はたまた路上の虫からの仰視された上空のアウトラインを捕捉し、鮮やかなブルーの色彩イメージを用いて、都市の他なる視点を再構築する作品を発表している。2021年『第56回神奈川県美術展』平面・立体部門大賞など、受賞歴多数。

●作品コンセプト
<海の景色を掘り起こし、自然の地層を再考する>
湘南・辻堂の街歩きを通じて、「湘南ブルー」が何かがわかった気がした。
「青」といっても、テラスモールの空から見た視界の開ける空、辻堂海浜公園から見る海のグラデーション、様々な色が浮かび上がる。辻堂海浜公園の空と海の、層をなす青い境界線に着眼し、作品化する。
「境界線」というと、線を引いて仕分けをするように感じられがちだが、「境界」を再考することで、共生する海の生物や自然そのものに想像をめぐらせる契機となることをねらう。

「テラスアート 2022」 Vol.1 展示中の作品詳細 <コミュニケーションPJ

●プロフィール
< アーティスト: 嘉 春佳(YOSHI HARUKA)>

茨城県生まれ。筑波大学芸術専門学群総合造形領域卒業。2021年東京藝術大学先端芸術表現科修了。
自分や他者の記憶、日常として捉えられる時間の多くが、記録には残らず消えていくものであることを前提に、古着を用いた制作を通して、その時間を形にすることを考えている。縫うことや編むことは、かつて、衣服の修繕や、必要な道具をこしらえるための術であった。これらの手仕事は、ひとが生活する中で、ものや暮らしを継続させること、残していくことと深く結びついていたのだと思う。このことに着目し、古着を収集し、手仕事によって再構成する方法での制作を行っている。

●作品コンセプト
<むすびのパラソル>

古着を通じて誰かと誰かの記憶を交差させ、新たな辻堂の思い出を紡ぐ。
初めて辻堂駅に降りたときの、テラスモール湘南のパラソルがとても印象的だったことから、パラソルの像を新たに浮かび上がらせる作品。「辻堂」の「辻」という交差点の意味を持つ言葉からも、記憶を「交差」させる、テラスモール湘南ならではのサイトスペシフィックな作品とする。
辻堂海岸にも足を運び、さまざまな海岸の保全活動などがあることを知った。
古着を活用し、SDGsといった環境に配慮した活動を想起させることもねらいのひとつ。

  • ●当作品における鑑賞者の参加方法

・参加者が好きな古着のひもを選び、パラソルに結びつける。
・参加者が古着の切れ端を結びつけることで傘が色づき、作品化していく。

一般公募型企画 「テラスアート湘南アワード」 開催概要

●イベント名:「テラスアート湘南アワード」

●実施期間
・募集期間:2022年4月29日(金)~6月13日(月)
・受賞者発表:2022年7月下旬 (グランプリ/準グランプリ作品発表)
・受賞作品展示期間:2022年10月1日(土)~12月25日(日)

●賞および賞金について
グランプリ:賞金50万/1作品
準グランプリ:賞金25万/1作品

●応募テーマ/応募要項
<応募テーマ>
「Shonan Nature」
湘南の自然、時間、カルチャー、ライフスタイル、サスティナビリティなど、湘南ならではのサイトスペシフィックな要素からテーマを設定し表現いただいた作品を募集いたします。
<応募条件>
未発表/既発表ジャンル不問。応募者が作品の著作権を有し、共同制作者がいる場合は許諾を得ていること。
国内在住の個人またはグループからの応募に限る。(1個人または1グループ、1作品まで) ※出品料 : 無料
<平面作品サイズ>
横2000mm✕縦1200mm✕厚さ60mm以下、重量20kg以下
<立体/インスタレーション作品サイズ>
横2000mm✕縦2000mm✕高さ1500mm以下(台座を含む)、重量200kg以下
<応募方法>
テラスモール湘南公式HPにて応募受付中
公式HP: https://shonan.terracemall.com/terrace_award_2022/

「The Chain Museum(ザ・チェーン・ミュージアム)」について

The Chain Museumは 、2018年に設立された、スマイルズ遠山正道氏とクリエイター集団PARTYが新たに発信する「アートの次のあり方をつくる」プロジェクトです。

風車の突端、無人島やオフィス、美術館の裏道など、 日常のふとした場所にアートを潜ませていきます。
それはアーティストとともにつくりあげる小さくてユニークなミュージアムです。
*公式HP:https://t-c-m.art/

「テラスモール湘南」施設概要

2011年11月に開業した「テラスモール湘南」は、辻堂駅北口エリアのまちづくりの中心施設として開発され、湘南地区の新たな拠点として、街と共に成長してきました。天井が高くゆったりとした買い物スペースと、気持ちのいい風を感じることのできるテラス。そこにいるだけで湘南らしさを感じることのできる、湘南エリア最大級のショッピングセンターです。
*公式HP:https://shonan.terracemall.com/

●住所:〒251-0041
神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目3−1
●アクセス:横浜から約25分、小田原から約29分(日中平常時、東海道本線利用)