“芸術の秋”に商業施設で湘南ならではのアートをめぐる|湘南の特産や風景を表現した「テラスアート2022」Vol.3開催スタート

一般公募企画「テラスアート湘南アワード」の受賞作品も同時公開

テラスモール湘南(神奈川県藤沢市/運営:住商アーバン開発株式会社)は、The Chain Museumとの共同企画として、湘南の「人・自然・地域」をテーマに厳選されたアーティストが生み出したアート作品を館内に展示する「テラスアート2022」<Vo.3>を2022年10月1日(土)から開催しています。

また、同時期に自然と共生する新しい価値・文化を発信し、次世代を担うアーティストの発掘を目的とした一般公募型企画「テラスアート湘南アワード」の受賞作品も展示いたします。

 

 テラスアートの特徴はアーティスト自身が実際に湘南の街をリサーチしたうえでサイトスペシフィックな作品を制作していることです。湘南が本来持っているあらゆる要素をアーティスト独自の目線でピックアップしてアート作品として表現しています。
アートは目につきやすい館内の通路に展示されておりますので、ショッピングの合間にどなたでもお楽しみいただける期間限定イベントとなっております。

 今回初の試みとして実施した一般公募型企画「テラスアート湘南アワード」では合計数百人のアーティストから応募が集まり、アートの世界で活躍する3名の審査員による厳正な審査で選ばれたグランプリ及び準グランプリの2作品が館内に展示されます。

「テラスアート 2022Vol.3開催概要

●イベント名:テラスモール湘南「テラスアート2022」
https://shonan.terracemall.com/terrace_art_2022/

●開催期間
<Vo.3>2022年10月1日(土)~12月25日(日)

●実施内容:以下2つのテーマに分けて展示
<リサーチPJ>
アーティスト自身が湘南周辺をリサーチし、湘南エリアならではのサイトスペシフィックな作品を制作
参加作家名: 赤松 加奈

<コミュニケーションPJ>
アートプログラムを通じて、テラスモール湘南のお客様とコミュニケーションの場を創出する一般参加型作品を制作
参加作家名: 李 知恩

「テラスアート 2022Vol.3 作品詳細 <リサーチPJ

  • ●プロフィール

<アーティスト:赤松 加奈(KANA AKAMATSU)>

1990年奈良県生まれ。2015年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了。2015年初個展開催以来、関西を中心に活動し、様々な公募展にも精力的に出品。群馬青年ビエンナーレ2019大賞受賞。

鮮やかな色の様々なモチーフがひとつの画面の中で再構成され、呼応し合う絵画作品を展開している。農業風景にあるさまざまな生と死、自然の流れや環境と共生しながら生きる人々を起点に、日常的な風景を注意深く観察した世界観を生み出す。

●作品コンセプト
<自然と共生する日常の風景>

特産品である「湘南ゴールド」をテーマに、鮮やかな色彩を使った絵画作品を展開。
湘南ゴールドの生産する場へのリサーチに基づく、自然と共生する動植物や人々に焦点をあてる。
ひとつの作品の中にさまざまな色とかたちを呼応させ、日常の風景を色彩豊かに切り取り作品化する。

「テラスアート 2022Vol.3 作品詳細 <コミュニケーションPJ

  • ●プロフィール

<アーティスト:李 知恩(Lee Jeunne)>

韓国、ソウル生まれ。ソウル国民大学美術学部彫刻科卒業、東京藝術大学美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修士課程修了。

独自の視点で、人の身体や他者との関わりをテーマに作品を制作している。

自身を取り巻く社会問題を作品制作の出発点とし、ダイナミックな彫刻を主な表現媒体としながら、ドローイング、ビデオ、インスタレーションなど多岐に活動している。

●作品コンセプト
<Our City!>
湘南・辻堂の街並みから、作家の視点を通して作品化されたもの。
いつもの景色を作家の視点を介して童話の風景のように昇華させ、湘南の新しい物語を紡ぐ。
「ここが物語の中なら、どんなところだろう?」今まで練り歩いてきた見た街中の風景を、童話の中に登場させ、作品とする。この物語は、湘南の日常を、物語の中で再現したものだ。物語の登場人物は現実にはいないけれど、人が思い出の中に持っている姿として、かたちを与えている。
この物語の場面は、「辻」、すなわち交差点の一瞬を捉えている。信号を待つ時間の辻堂の人々の一瞬をそのまま物語の中としてつめこんだ。この街にある、一瞬の風景を、一瞬の物語として、彫刻化する。

●当作品の参加方法
来場者とともにつくりあげる参加型「Our City!」作品。ひとりひとりの参加によって、作品が徐々に構築されていく。
(1)ボックス内にある数種類の色・大きさのシールを1つ選ぶ。
(2)下地に描かれているガイドラインの色にあわせてシールを貼る。

一般公募型企画 「テラスアート湘南アワード」 開催概要

 ●開催概要
湘南の自然・時間・カルチャー・ライフスタイル・サスティナビリティなど、湘南ならではのサイトスペシフィックな要素から設定したテーマ「Shonan Nature」に沿った作品を募集。審査員による厳正な審査の末に「グランプリ」「準グランプリ」が選出されました。受賞作品はテラスモール湘南の館内に展示されます。
https://shonan.terracemall.com/terrace_award_2022/

●展示期間
2022年10月1日(土)~12月25日(日)

●グランプリ受賞作品
受賞者:渡部 未乃(Mino Watabe)
タイトル:波を見る#3
コンセプト:湘南の海をモチーフにドローイングを重ね、形をそぎ落とし直線的に描くことで、自然と人工、有機と無機、具象と抽象といった対照的な位置関係にあるものの中間に存在しているような絵画を描きました。

●準グランプリ受賞作品
受賞者:ローレ・ジュリアン(LAURE JULIEN)
タイトル:Tsukumogami
コンセプト:付喪神(Tsukumogami)とは、道具に宿る神のこと。
持ち主にもう一度気づいてもらおうと動きだし、騒ぎ始める、古く壊れた物の妖怪。本コレクションはそんな付喪神の物語から着想を得ています。東京、神奈川のあちこちのリサイクルショップやフリーマーケットから集められた物や織物を、衣服やアクセサリーへと作り合わせることで、物たちに魂と用途を蘇らせる。そして救われた物たちを生まれ変わらせるのは、同じく忘れ去られたり、軽んじられたりしてきた伝統の技。
ろくろ首、百々目鬼、二口女、シーサー、化け草履、のっぺらぼうなどの目や舌、曲線などの形にみられるような妖怪全体に健在する美的感覚をもとに、彼らに内在する可変性やセクシュアリティの要素を混ぜ合わせています。さらにスポーツウェアの要素を組み入れて、作品は機能的で可変的です。ディテールが変形を可能にし、流動的でダイナミックなシルエットは、妖怪たちが集まり騒がしい湘南の海に溶け込んでいくようです。

 「The Chain Museum(ザ・チェーン・ミュージアム)」について

The Chain Museumは 、2018年に設立された、スマイルズ遠山正道氏とクリエイター集団PARTYが新たに発信する「アートの次のあり方をつくる」プロジェクトです。

風車の突端、無人島やオフィス、美術館の裏道など、 日常のふとした場所にアートを潜ませていきます。
それはアーティストとともにつくりあげる小さくてユニークなミュージアムです。
*公式HP:https://t-c-m.art/

「テラスモール湘南」施設概要

2011年11月に開業した「テラスモール湘南」は、辻堂駅北口エリアのまちづくりの中心施設として開発され、湘南地区の新たな拠点として、街と共に成長してきました。天井が高くゆったりとした買い物スペースと、気持ちのいい風を感じることのできるテラス。そこにいるだけで湘南らしさを感じることのできる、湘南エリア最大級のショッピングセンターです。

*公式HPhttps://shonan.terracemall.com/

  • ●住所:〒251-0041
    神奈川県藤沢市辻堂神台1丁目3−1
    ●アクセス:横浜から約25分、小田原から約29分(日中平常時、東海道本線利用)