WWLコンソーシアム構築支援事業、「FOCUS 第4回全国高校生SRサミット」開催

「FOCUS 第4回全国高校生SRサミット」は初めて小学生、中学生、大学生を交え、高校生を中心とした400人規模が参加

文部科学省の下、世界で活躍するグローバル人材を育成するWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の一環として、立命館宇治中学校・高等学校が多様なメンバーを繋ぐFOCUS(フォーラム・オン・クリエイティング・ユナイテッド・ソサイエティーズ)が7月10日~8月1日にかけて開催

総合PR会社 共同ピーアール株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:谷 鉄也)のシンクタンク部門であるPR総研(共同ピーアール総合研究所:所長 池田健三郎)は、「広報・PRの価値向上を目的に、持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた、経済的・社会的な共通価値の創造(CSV)を推進するシンクタンク」として活動しています。SDGsへの取り組みやESG投資、ダイバーシティ&インクルージョンの啓発および実践に注力し、方向性を同じくする組織との連携を進めています。その一環として、PR総研副所長 上瀧和子が、昨年に続くFOCUSの支援にあたり、オブザーバーを務めました。

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コロナ下で2度目のオンライン開催となった「FOCUS 第4回全国高校生SRサミット」は初めて小学生、中学生、大学生を交え、高校生を中心とした400人規模が参加しました。7月10日~11日には120以上のプロジェクトが3ブロックに分かれてリーダー合宿を実施、7月12日~30日は社会人120名とともにメンタリングを重ねました。昨年はメンターを務めたPR総研 副所長上瀧和子は今回オブザーバー、最終プレゼンを見守り応援する立場として、7月31日~8月1日の最終オンラインイベントに参加しました。

7月31日土曜日は、認定NPO法人 very50の副代表 谷弘 望氏がファシリテーターとしてダイバーシティマネジメントにおける感情の大切さ、誰のどのような問題を解決するかというアイディエーションの要などを、創意工夫を交えて伝え、生徒のやる気を盛り上げました。翌8月1日日曜日は、午前中に12グループに分かれて各プロジェクト7分間のプレゼンテーション。「混ざって創る、混ざって変わる、違いを楽しめ」を合言葉にそれぞれが、人類が月に到達するムーンショットのように歴史を変える社会課題解決のアイディアを洗練させ、発表最終に臨みました。午後にはその中から選ばれた5プロジェクトが、全員に向けて再度プレゼンテーション発表されました。

今年の最終プレゼンテーションでは、「40代~50代の指導者層はジェンダー問題に苦手意識がある。大人がジェンダー格差による社会問題を自分事にする取り組みを」「日本がジェンダーギャップ120位に留まっているのは、幼児教育から男女格差の意識が刷り込まれ蓄積されているのからではないか。10代だからこそ子どもと大人をつなぐ役として、保育園・幼稚園での意識調査をおこなっては」といった、SDGsネイティブの高校生ならでは鋭い指摘が光りました。

ジェンダー平等以外にも、貧困、飢餓、健康と福祉、エネルギー、生物多様性など、120プロジェクト全体でSDGs17ゴールを網羅する課題へのアプローチを共有。最後の1時間は個々のプロジェクトやSNSアカウントのPRタイムで小学生から大人までが一体となり、最終日を閉じました。

FOCUS2021閉会後もメンバーである生徒たちのプロジェクトは続き、 2022年1 月にAFTER FOCUSにて進捗の発表が行われます。

FOCUSは高校生ならではのSDGs推進を持続支援