日本生協連では初となるカーポートタイプの自家消費型太陽光発電設備の稼働を開始

~尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センター内に設置~

 日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、代表理事会長:土屋敏夫)は、尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センター(広島県尾道市)1の社員駐車場に、カーポートタイプの自家消費型太陽光発電設備を設置し、20233月より稼働を開始しました。なお、本事業は環境省による令和4年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 PPA活用等による地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進加速化事業」に採択されました。
※1 本センターは日本生協連が所有し、入居者である日本生協連子会社の㈱シーエックスカーゴが会員生協から物流事業を受託しています。

 このたび設置した自家消費型太陽光発電設備は、中国・四国地方のコープ商品やナショナルブランド商品の宅配出荷拠点として稼働している尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センター内の356台分のスペースの社員駐車場に設置しており、年間発電量は1,207kWh/年を見込んでいます。発電した電力は尾道冷凍流通センターに供給して、同センターの冷設備などの消費電力の約21%を賄います。

 日本生協連は、再生可能エネルギーの開発を通して国内における再エネ導入量を増加させるとともに、持続可能な地域づくりへの貢献をめざし、物流施設の屋上への太陽光発電設備の設置を進めてまいりました。本設備は初めてのカーポートタイプの自家消費型太陽光発電設備です。日本生協連は2021年度に策定した「生協の2030環境・サステナビリティ政策」において、「2030年までに年間発電量4kWhの再生可能エネルギーを開発」することを目標に掲げており、今回の取り組みもその一環となります。

 日本生協連は、持続可能な社会をめざし、今後も全国の会員生協とともに再生可能エネルギーの開発に取り組んでまいります。

尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センターの社員駐車場に設置された太陽光発電設備

カーポートタイプ自家消費型太陽光発電設備の概要

所在地:広島県尾道市美ノ郷町本郷字新本郷1-1
設置場所:尾道ドライ流通センター・尾道冷凍流通センター社員駐車場(356台分)
年間発電量:1,207kWh/年(一般家庭の262世帯分に相当)
発電容量:988kW
CO2排出削減量:670-CO2/

2021年度 日本生協連の太陽光発電所発電実績(2021年4月~2022年3月まで)

2 FIT制度の場合には接続電力会社へ売電しています。自家消費型の場合には不足分を接続電力会社から購入しています。
※3 2023年3月に稼働を開始しました。