日本国内製造のプライベートブランドでは初 「CO・OPぶっかけ紅鮭いくら丼」などにアラスカのRFM認証エコラベルをつけて発売

~水産エコラベル付きコープ商品の組合員供給金額が年間100億円に到達~

日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、代表理事会長:土屋敏夫)は、「コープサステナブル」“海の資源を守る”シリーズの新商品として、「COOP ぶっかけ紅鮭いくら丼」と「COOP 塩紅鮭切身」にアラスカの「責任ある漁業管理(RFM)認証プログラム」エコラベルをつけて、2023年5月から順次発売します。これにより、「COOP ぶっかけ紅鮭いくら丼」と「COOP 塩紅鮭切身」にはMSC認証1とアラスカのRFM2認証の二つのラベルが記載されます。また、アラスカのRFM認証エコラベルのついた日本国内製造のプライベートブランド商品は初となります。
1MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)認証は、水産資源を枯渇させないよう、持続可能で環境に配慮した漁業とそうした漁業で獲られた水産製品の管理に関する認証制度です。

  

左から、CO・OPぶっかけ紅鮭いくら丼、アラスカRFM認証マーク

2アラスカRFM認証とは

 アラスカRFMResponsible Fisheries Management:責任ある漁業管理)認証は、アラスカで開発された天然の水産資源を漁獲する漁業に対する認証プログラムです。責任ある漁業管理のもと、アラスカの持続可能な漁業で漁獲された認証水産物であることを示します。
 日本生協連では、2023年よりアラスカの持続可能な漁業で漁獲された原料を使用する魚卵やサケ・マスの商品にアラスカRFM認証エコラベルをつけていきます。(RFMのCoC認証を取得している製造委託先が対象です。)

マーク・フィナ理事長(CSC/RFM認証プログラムのスキームオーナー)のコメント

「コープサステナブルの『海の資源を守る』シリーズの対象としてRFM認証プログラムが採用され、発売の開始を、米国よりワクワクするような気持ちで見守っております。これからも、アラスカの持続可能でおいしい水産物を安心して選び、楽しんでいただけますように」サーティファイド・シーフード・コラボレーティブ

アラスカのサケ・マス漁業
©アラスカシーフードマーケティング協会

水産エコラベル付き商品の組合員供給金額が年間100億円に到達

 2022年度の水産エコラベル付き商品の組合員供給金額(推計)は、年間で100億円に到達しました。水産部門のコープ商品における水産エコラベル付き商品の供給高構成比が2021年度の12.8%から2022年度は22.7%に伸長しました。
 日本生協連ではコープ商品「責任ある調達基本方針」のもと、「コープ商品の2030年目標」として、2030年に向けた持続可能な調達目標を設定しています。2030年までに“⽔産物を主原料とする商品” (水産部門以外も含む)において、水産エコラベル付き商品の供給高構成比を50%以上という目標を掲げており、2022年度は15.9%に到達しました。

日本生協連は、今後も環境や社会に配慮した商品の開発と普及に努めてまいります。