「家事」への意識についてのアンケート調査 タイムパフォーマンスを意識する家事の1位は「調理・食事の支度」
~家事の不満点の1位は「疲れる・大変である」。家事を前向きにするには「適度に手を抜く・完璧を目指さない」~
2023.12.13 11:00
日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、代表理事会長:土屋 敏夫)は、「家事」への意識調査の結果を取りまとめましたのでご報告いたします。
本調査は、ふだんのくらしの中で多くを占める「家事」の実態や意識を調査し明らかにすることを目的に、組合員を対象とするWEBアンケートを実施しました。(調査期間:2023年9月5日~9月10日、有効回答数:3,157件)
~調査結果の主なトピック~
■タイムパフォーマンスを意識する家事の1位は「調理・食事の支度」(42.8%)。手間をかけたい家事の1位は「部屋の掃除」(50.9%)。
普段のくらしで、タイムパフォーマンス(タイパ)を意識している家事を尋ねたところ、最も多かったのが「調理・食事の支度」(42.8%)で、2位の「食事の後片付け」(20.8%)、3位の「買い物」(19.6%)を大きく上回る結果となりました。タイパを意識する家事を「調理・食事の支度」と回答した人を年代別でみると、20代が50.0%、30代が48.6%、40代が49.0%と、若い年代では全体より高い傾向にあることがわかりました。一方で、できればもっと手間をかけて行いたいと思っている家事を尋ねたところ、「部屋の掃除」(50.9%)が最も多く、タイパで1位だった「調理・食事の支度」(37.2%)が2位という結果になりました。
タイパを意識する家事
もっと手間をかけたい家事
■家事の不満点の1位は「疲れる・大変である」(46.1%)。続いて「終わりがないように感じる」(43.2%)、「思うようにやりきれない」(31.6%)という結果に。
家事において不満に思うことを尋ねたところ、1位は「疲れる・大変である」(46.1%)でした。2位以降は「終わりがないように感じる」(43.2%)、「思うようにやりきれない」(31.6%)という結果が続きました。20代、30代の若年層では、1位は全体の結果と同じく「疲れる・大変である」(55.7%)でしたが、次に多かったのが「時間が足りない」(47.9%)という結果になりました。
家事において不満に思うこと
■家事を前向きにするには「適度に手を抜く・完璧を目指さない」(56.9%)が1位に。
不満な点として「疲れる・大変である」や「終わりがないように感じる」という回答が多い家事ですが、そんな家事を前向きにするために、意識していることや工夫していることを尋ねると、最も多かったのが「適度に手を抜く・完璧を目指さない」(56.9%)でした。続いて「こまめに家事をする・後回しにしない」(38.6%)、「“ながら家事”をする」(29.3%)という結果になりました。また、ふだん前向きに家事をしているかを尋ねたところ、「前向きに家事をしている」「どちらかといえば前向きに家事をしている」が計53.9%で、半数以上の人が前向きに家事をしていることがわかりました。
家事を前向きにするために、意識していることや工夫していること
ふだん前向きに家事をしていますか?
日本生協連は、今回の「家事」への意識調査の結果をふまえ、今後の商品づくりに活かしてまいります。
■調査概要
「家事についてのアンケート調査」
調査方法:インターネット
調査対象:組合員モニター
有効回答数:3,157件
実施期間:2023年9月5日~9月10日