産直豚を『産直 お米育ち豚』に統一

日本の米づくりをささえ、田んぼを守り、SDGsに貢献

コープデリ生活協同組合連合会は、コープデリのお店全150店舗※で3月28日(月)より、宅配サービスで2022年9月中旬(予定)より、取り扱う産直豚を、国産飼料用米を餌に配合して育てた『産直 お米育ち豚』に統一いたします。※コープデリにいがたに店舗はございません。


コープデリは、「コープの産直」として、生産者と組合員が顔の見える関係をつくり、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきりわかる農水畜産物をお届けする取り組みを進めてきました。
産直豚については、「日本の米づくりをささえ、田んぼを守る」という想いのもと、2008年に「お米育ち豚プロジェクト」を立ち上げました。一部の産地で、飼料用米を作ることで田んぼを維持し、飼料用米を豚に与えることで輸入に頼る飼料を国産に切り替えるとともに、お米の消費量を増やす取り組みを行っています。年々産地が広がり、取り扱い量も増加しています。
一方、国内では飼料価格の上昇や防疫対策費用などのコスト増により、小規模畜産農家の離農が止まりません。また海外ではコロナ禍やウクライナ情勢の緊迫化などにより、原料の安定調達は大きな課題となっています。

今回、産直豚を『産直 お米育ち豚』に統一することで、国内外から安定した品揃えを実現するとともに、より一層米づくりや田んぼを支援してSDGsに貢献します。

なお、コープデリの豚肉ブランド展開については、主力を『産直 お米育ち豚』とし、不足部位の補完等として国産豚を取り扱います。また上位グレードとして鹿児島県産黒豚、低価格商材として輸入ポークの品揃えを継続します。

コープデリグループは今後も日本の米づくり、国内の食料生産を応援してまいります。

■『産直 お米育ち豚』について

コープデリグループでは、水田農業の維持・発展と食料自給力向上のため、主食としての米だけでなく、米の需要を定着させる取り組みとして、飼料用米の活用を積極的に進めています。飼料用米を餌に配合して育てた『産直 お米育ち豚』は、全肥育期間約6カ月のうち、出荷前の約2カ月間、餌に国産の飼料用米を約15%配合しています。
2008年に「お米育ち豚プロジェクト」を開始、2009年より商品としての取り扱いを開始し、年々取り扱い量が拡大しています。2020年度は122,700頭の豚に対して飼料用米3,037トン(頭数からの換算)を餌に使用しました。
また飼料用米の取り組みは、『産直 お米育ち豚』だけでなく、牛や鶏、たまご、これらを使用した加工品にも広がっています。2020年度の飼料用米の総重量は4,287トン、田んぼの面積に換算すると715ヘクタールに到達しました。
参考URL:https://www.coopnet.jp/product/osusume_coop/2017/201705.html

■コープデリグループSDGs重点課題推進スローガン「未来へつなごう」

コープデリグループはSDGs重点課題の達成に向けて、「未来へつなごう」のスローガンのもと、組合員・消費者、生産者・取引先、行政・他団体、役職員の連携を深め、SDGsの取り組みに関する様々な事業・活動を展開しています。「お米育ち豚プロジェクト」は、「未来へつなごう」の取り組みの一つです。

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生活協同組合コープみらい コープデリ生活協同組合連合会
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