植物由来のカプセル・錠剤包装用防湿シートの採用について

三菱ケミカル株式会社が開発した、植物由来原料を用いた防湿シートが、アステラス製薬株式会社の包装材料として採用されましたので、お知らせいたします。植物由来原料を用いたシートが医薬品包装用のPTP(Press-Through-Pack)に採用されるのは、世界で初めてです。

当社のPTP用シート「スーパーホイル®」は、高防湿性、透明性、成形加工性といった特長を有する、錠剤・カプセル包装用防湿シートです。本製品は顧客の要望に応じた機能設計などが評価され、多くの顧客にご利用いただいております。

今回の開発品は、本特長はそのままに、原料の50%以上を植物由来へ切り替えた製品です。日本バイオプラスチック協会が定める「バイオマスプラ」マークも取得しており、今般、経営計画で「サステナビリティ向上の取り組みを強化」を戦略目標の一つに掲げるアステラス製薬に評価いただき、本年10月から一部製品での商用生産への導入が始まっています。

当社は、三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる中長期経営基本戦略「KAITEKI Vision 30」のもと、循環型社会の実現に向け、バイオマスプラスチック製品の拡充を進めております。当社は今後も、高い機能と環境性能を併せ持つ製品の開発・提供を通じて、持続可能な社会の実現やSDGsの達成に貢献してまいります。

 

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三菱ケミカル株式会社 広報本部
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