サンプラテック社の細胞培養チューブに医療用熱可塑性エラストマー「Zelas™ TPS」が採用
2026.4.23 11:00
三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長: 筑本学、以下「当社」)は、医療用熱可塑性エラストマー「Zelas™ TPS」が、株式会社サンプラテック(本社:大阪府大阪市、社長:加藤 学司、以下「サンプラテック社」)が展開する再生医療向け細胞培養・輸送ソリューション「iP-TEC®」シリーズの細胞培養チューブに採用されたことをお知らせします。
本製品は、2026年3月19日(木)~20日(金)に神戸国際会議場・神戸国際展示場で開催された「第25回日本再生医療学会総会」において、サンプラテック社のブースにて展示されました。

当社は、長年にわたり医療用コンパウンド樹脂Zelas™の高度な配合・コンパウンド技術を蓄積してきました。スチレン系熱可塑性エラストマーであるZelas™ TPSは、優れたゴム弾性を有し、医療機器や医薬品包装用のチューブでの実績を有しています。再生医療分野では、iPS細胞や間葉系幹細胞などの高品質な細胞培養特性が求められますが、Zelas™ TPSはPVC(ポリ塩化ビニル)と比較して優れたiPS細胞増殖性を示します。優れた培養特性に加え、オートクレーブ滅菌およびγ線滅菌(25 kGy)に対応可能な点や熱溶着性など、需要が高まる閉鎖系細胞培養回路※の構築に欠かせない機能性が評価され、今回の採用に至りました。
※閉鎖系細胞培養回路:完全密閉型の容器内で容器を開閉することなく、容器と一連となったチューブなどを通じて培養液の交換ができる様なモジュールで培養をおこなうシステム
サンプラテック社は、細胞培養やライブ輸送用の容器・デバイスの分野で業界をリードする企業として、培養から輸送まで一貫したソリューションを提供しています。今回、Zelas™ TPSは細胞培養用TPEチューブの素材として使用され、「iP-TEC®」ブランドとして市場展開されます。
当社は経営ビジョン「KAITEKI Vision 35」において、「新しい治療に求められる技術や機器」を注力事業領域のひとつに挙げています。今後も熱可塑性エラストマーのさらなる技術開発を進めるとともに、再生医療分野でのZelas™ の展開を加速し、医療・ライフサイエンス分野への貢献を強化してまいります。
ご参考:
■「Zelas™ TPS」製品サイト
https://ppd-japan.mcgc.com/products/zelas_tps
■本件に関する解説記事
「細胞培養用チューブ選定ガイド ― 再生医療の未来を支える材料選びのポイント」
https://ppd-japan.mcgc.com/blog/cell-culture-tube
■本製品に関するお問い合わせ先
https://ppd-japan.mcgc.com/contact
■サンプラテック社 iP-TEC® WEBコラム(2026年3月27日付)
https://iptec.sanplatec.co.jp/news/tpe-tubing-cell-culture/
■サンプラテック社 iP-TEC® ブランドサイト
https://iptec.sanplatec.co.jp/
