神戸市、新型コロナウイルス感染症第6波への備えについて ~ 感染拡大防止対策と医療提供体制の確保 ~

神戸市は、コロナウイルス感染症の第6波には備え、ワクチンの追加接種をはじめとする感染拡大防止対策と更なる病床確保など、医療提供体制の確保を強化していきます。

11月22日(月)は、神戸市における新型コロナウイルスの新たな感染者は0人でした。神戸市内の新規感染者が0人になるのは、2021年6月28日以来のことです。しかし、感染が落ち着いている要因が明確化していない以上、第6波に備えておく必要があります。そこで、神戸市では新型コロナウイルス感染症の発症予防にコロナワクチンが有効であるとの専門家会合の発表を受け、ワクチンの追加接種を促進していくことを含め、以下の備えを実施していきます。

ワクチンの追加接種(3回目)については、11月22日に医療従事者の方など約15,500人分の接種券を発送いたしました。なお、コールセンターへの電話が集中して混乱が発生することを避けるため、高齢者の方への接種が本格的に始まる令和4年2月以降、本市が接種場所と一時を指定する「おまかせ予約」を新たに導入する予定です。

本市ではこれまでも、早期対応による重症化防止対策として、感染対策やプライバシー確保の観点から安心して療養に専念していただけるよう、大規模な仮設療養施設ではなく、ホテルなど個室の宿泊療養施設の確保に努めてきました。引き続き、無症状者でもハイリスクの方が24時間健康観察体制の整った宿泊施設に入所し、安心して療養していただけるよう、感染状況を踏まえて更なる宿泊療養施設の確保に取り組みます。宿泊療養施設の室内

あわせて、入所者の入院調整中に酸素投与が必要となった場合に備えて、酸素濃縮器では賄えない毎分5リットルを超える大きな流量の酸素供給設備を3つの施設に設置します。(令和3年11月末までに順次)

また、患者データ管理アプリの導入による保健所と各区の保健センターにおけるタイムリーな患者情報の共有(令和3年11月1日導入)や、感染症統合情報システムに医療関係者専用サイトを導入(令和4年1月末までに導入予定)し、患者データ管理アプリとの連携による医療機関・医師会との情報共有の迅速化・円滑化を図るなど、新型コロナ対応業務のデジタル化を進めます。

第6波への備えについての概要は以下をご確認ください。
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/48775/20211122.pdf


神戸市は、早期対応による重症化予防をはじめ、第6波への対策に全力で取り組むとともに、安心してワクチンを接種していただけるように体制を整えてまいります。